天然木を使っているのに防水!? ビクターのポータブルスピーカー「SP-WS04BT」を実際に家で試してみた
結論から言うと、余裕で大丈夫。実際にバスルームやキッチンで使ってみたのだが、本機を湯気や水しぶきの中に置いていても全く問題なかったので、安心してほしい。筐体の表面は撥水コーティングされており、ちゃんと水滴を弾く。
何より、音楽を聴きながらの入浴は最高のリラックスタイムになるから、バスルームで普通に使えることは大きな魅力だ。筆者は普段、入浴中に音楽を聴くことはほとんどないのだが、本機を試している間は毎日「お風呂で音楽」を楽しんだ。ついつい長風呂してしまいそうになることだけが注意点だ。
特に、音のこもりがちな浴室内でも、音声モードを「バスルームモード」に切り替えることで非常に聴きやすくなるのが良い。浴室内特有の音の歪みやこもりを抑えるチューニングが施されていて、飽和しがちな低音もスッキリさせてくれる。
音の広がりを抑えすぎることはなく、「バスルームでも聴きやすい」くらいのサウンドになるのがポイント。湯船に浸かりながら音楽にも浸れるのが最高だった。
暖かいお湯の中に体を沈めながら、サカナクション「怪獣」なんかを聴いていると、ピアノをフィーチャーしたアンビエントなサウンドが浴室中にブワァーっと広がり、ドラマチックでちょっと幻想的。そのまま目を閉じると、なんとなく頭上に星空が広がっているような感覚になれるのもオツな体験だ。
とはいえ、そもそもが電化製品であることもあり、バスルームに常時置きっぱなしはちょっと心配になるのも事実。そこで個人的には、普段はリビングや寝室などに置いて、お風呂に入るときに一緒にバスルームに持っていくという使い方がちょうど良い。
あと、キッチンに置いて使いやすいのもありがたかった。音楽を流しながらだと普段の料理も楽しく捗るものだが、キッチンにスマホを置いて音楽を流すと水ハネが気になる。本機であれば、その心配も無用。水仕事をしながら、スピーカーを至近距離に置いて音楽をがっつり楽しめるのが良かった。調理や食器洗いの手間も、楽しい音楽リスニング時間になる。
ちなみに本機は、内蔵バッテリーで最大15時間の連続再生が可能。上述の高い防水性能とこのロングバッテリーライフにより、キャンプやピクニックなどアウトドアシーンでも使い勝手が良さそうだ。本体にはストラップホルダーも備えられており、ストラップなどを自分で用意すれば色々な場所に吊り下げられるので利便性も高い。
SP-WS04BTは「生活に寄り添って音楽を鳴らしてくれる」スピーカー
そんなわけでSP-WS04BTは、リビング・寝室・キッチン・バスルームまで、場所を選ばず使えるのが魅力だ。「家の中をSP-WS04BTと一緒に移動して、常に好きな音楽を鳴らす」という使い方ができる。まさに、生活に寄り添って音楽を鳴らしてくれるBluetoothスピーカー。
ウッド調でオシャレ感のあるデザインながら、アウトドア派にオススメできる防水・防塵性能の高さも魅力だし、本機があれば、筆者のように「バスルームで音楽を聴く」という新たなライフスタイルが始まる人もいるだろう。
家族や友人へのプレゼントとしても良さそうだ。「豊かな音楽のある生活」を始めるには、なかなか良い選択肢じゃないだろうか。
(提供:JVCケンウッド)
