天然木を使っているのに防水!? ビクターのポータブルスピーカー「SP-WS04BT」を実際に家で試してみた
「SP-WS04BT」音質レビュー:コンパクトながら音が広がる
そして音質も、このコンパクトな筐体で “ビクターのウッドな高音質イメージ” を裏切らない。BluetoothコーデックはSBC/AACに対応。
内部に3W出力のトゥイーターを2基と14W出力のウーファーを1基搭載する2ウェイ・ステレオ構造で、さらに2基のパッシブラジエーターも備えている。この辺のユニット構成も音へのこだわりを感じさせるが、実際、見た目のイメージ以上にサウンドに広がりがある。
コンパクトなサイズでも低音など特定の音域が物足りないということもなく、リビングでもしっかりクリアに鳴ってくれることに驚いた。なお、2台のSP-WS04BTをペアリングして、それぞれをRchとLchに振り分けステレオ再生する機能にも対応している。
サウンドモードはデフォルトの「ノーマルモード」のほか、人の声を明瞭に再生する「ボイスモード」と、バスルームで使うときに便利な「バスルームモード」(詳細は後述)を搭載。本体天面にある「MODEボタン」を押すことで、3種類のモードを切り替えられる。歌メロ推しの楽曲を再生したり動画を視聴したりするときなんかは、「ボイスモード」に切り替えると、ボーカル帯域や人の声がくっきりと聴こえやすくなるのでオススメ。
IP67防水・防塵仕様。お風呂でサカナクションに包まれる
さて、冒頭でも少し触れたが、SP-WS04BTのもうひとつの魅力が、バスルームやキッチンなど水回りで使えることだ。IP67準拠の防水・防塵仕様を備えていて、これは「水深1メートルに30分沈めても大丈夫」レベルの耐水性(常温)である。
防水スピーカーというと、見た目が “イカつい” タフネスモデルが多いが、本機は上述の通りウッド調でオシャレ感のあるデザインで、高い防水・防塵性能を誇るのが特徴だ。
……と言いつつ、「デジモノのスピーカーを水回りで使って大丈夫なのか?」「天然木の筐体をバスルームに置いて水滴の染みが残ったりしないのか?」と気になる人もいることだろう。
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