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あらゆるシーンに上質な重低音を届ける5サイズ展開に

ソニー、重低音ポータブルスピーカー小/中型モデル「ULT FIELD 3/5」、最大モデル「ULT TOWER 9」

公開日 2025/04/10 10:05 編集部:成藤正宣
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ソニーは、重低音と高音質に焦点を当てたワイヤレススピーカー “ULT POWER SOUND(アルト パワーサウンド)シリーズ” から、小型モデル「ULT FIELD 3」、中型モデル「ULT FIELD 5」を4月25日(金)に発売。また、シリーズ中最大モデルの「ULT TOWER 9」を5月16日(金)に発売する。予想実売価格はそれぞれ以下のとおり。

・「ULT FIELD 3」:税込30,000円前後

・「ULT FIELD 5」:税込39,000円前後

ULT FIELD 3
「ULT FIELD 3」
ULT FIELD 5
「ULT FIELD 5」

・「ULT TOWER 9」:税込143,000円前後

「ULT TOWER 9」

低域〜高域まで質の高いサウンドバランスと、重低音の迫力を兼ね備えたスピーカーシリーズのラインナップを拡充。既存の最小モデル「ULT FIELD 1」と大型モデル「ULT FIELD 7」の間を補完する2サイズ、およびULT FILED 7を上回るシリーズ中最大サイズのモデルを追加することで、あらゆるニーズや使用シーンに合わせた選択肢を用意するとしている。

 

携帯性重視のスタンダードモデル「ULT FIELD 3」

ULT FIELD 3は携帯性を重視したスタンダードモデルの位置付け。86×46mmのウーファーユニットを1基、20mmのトゥイーターユニットを1基、パッシブラジエーター2基を搭載する2Way設計で、深く力強い重低音とクリアなボーカルを両立させたとする。

「ULT FIELD 3」

 

ウーファー×1/トゥイーター×1/パッシブラジエーター×2を搭載

天面には電源ボタンやBluetoothペアリングボタン、再生/停止ボタン、音量ボタンなどを配置し、右端の「ULT」ボタンを押すことで低音を増強する「ULT POWER SOUND」モードに切り替え可能。マルチレイアウトデザインを採用しており、縦置き/横置きどちらでも使用できる。

BluetoothコーデックはAAC/SBCをサポート。本製品を2台連携させてステレオ再生が楽しめる「ステレオペア」、本製品を含む対応機種を最大100台接続して同じ音源を再生できる「パーティーコネクト」にも対応する。

連続再生時間は最長約24時間(ULTモードオン時)で、「おすそわけ充電」機能によりスマートフォンなど他のデバイスへのUSB給電が可能。急速充電機能も搭載し、10分の充電で約120分の再生が行える。

本体は耐久性を高めており、IP67等級の防水防塵性、MIL規格準拠の耐衝撃性、防錆性を備えている。加えて収納可能なストラップホールも搭載。付属のショルダーストラップを取り付け、肩にかけて持ち運ぶことができる。外形寸法は256W×113H×79Dmm、質量は約1.2kg。

天面にはボタンとともにストラップホールを搭載。使わない時は埋め込むようにして収納できる

 

音質と携帯性を兼ね備える中型サイズ「ULT FIELD 5」

ULT FIELD 5は、音質とポータビリティの両立を図った中型モデル。ウーファーとして79×107mmの矩形型ユニット「X-Balanced Speaker」1基を中央に搭載。それを左右から挟み込むようにして、46mmトゥイーターとパッシブラジエーターをそれぞれ2基ずつ配している。

「ULT FIELD 5」

 

矩形型ウーファーを1基/トゥイーター2基/パッシブラジエーター2基を搭載

低音強化機能のULT POWER SOUNDモードは2段階で設定でき、天面のULTボタンを押すごとに切り替わる。1段階目の「ULT1」モードは低域の深みを強調し、2段階目の「ULT2」モードでは低域のパワーを増幅するとのこと。

BluetoothコーデックはAAC/SBCに加え、LDACにも対応。背面には3.5mmオーディオ入力を搭載し、有線接続が可能だ。ステレオペア/パーティーコネクトにも対応するほか、ライティング機能「360°パーティーライト」を内蔵。音楽に合わせて周囲を光で彩り、盛り上げることもできる。

連続再生時間は最長約25時間(ULTモードオン時)。本モデルもおすそわけ充電/急速充電に対応し、急速充電では10分の充電で約100分再生できる。

本体はIP67等級の防水防塵、防錆性を装備。収納可能なストラップホールも搭載する。外形寸法は320W×144H×125Dmm、質量は約3.3kg。

ULT FIELD 3と同様、付属ショルダーストラップを取り付ければ肩掛け運搬が可能

 

屋外でも大音量を響かせる最大モデル「ULT TOWER 9」

ULT TOWER 9は、大音量/大迫力を突き詰めたシリーズ中最大のモデル。スピーカーユニットは、320×320mmのX-Balanced Speakerをウーファーとして1基、ミッドレンジを2基、トゥイーターを4基搭載。トゥイーターは前面に2基、背面に2基レイアウトしており、360°まんべんなくクリアなサウンドを広げるという。

前面にウーファー×1/ミッドレンジ×2/トゥイーター×2、背面にトゥイーター×2を配置する

また底面には空気の流れを制御する「ULTダクト」を備え、低歪かつクリアでパワフルな重低音を実現すると謳っている。低音強化機能ULT POWER SOUNDモードは、ULT FIELD 5と同様に2段階を切り替えられる。

天面に配置した「ULTボタン」 

BluetoothコーデックはLDAC/AAC/SBCをサポート。背面には光デジタル入力/3.5mmオーディオ入力/USB-A入出力を備え、有線接続が行える。ユニークな機能として、テレビの内蔵スピーカーと連動させる「TV Sound Booster」機能を搭載。テレビと光デジタル接続して本機能をオンにすると、背面トゥイーターとウーファーがテレビ内蔵スピーカーと連動。低音の迫力と高音の伸び、音場の広さを補うことができる。

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テレビの内蔵スピーカーと連動させる「TV Sound Booster」。2023年発売の大型スピーカー「SRS-XV800」にも搭載していた機能で、低音の迫力や高音の伸び、音場の広さを強化できる

さらにマイク入力を1系統、マイク/ギター入力を1系統装備しており、それぞれ個別にゲイン調整が可能。キーコントロールやエコー機能も備え、カラオケ用スピーカーとしても活用できる。

内蔵バッテリーにより、電源コードを繋がずとも最長約25時間(ULTモードオン時)の連続再生が可能。おすそわけ充電/急速充電に対応し、急速充電では10分の充電で約180分再生できる。本体は天面のみ防滴に対応。音楽に合わせて周囲を光で彩る360°パーティーライトを内蔵するほか、移動用にハンドル/キャリーホイールを装備する。外形寸法は410W×910H×456Dmm、質量は約29.6kg。

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男性の腰の高さ程もある大型モデル。底面にはキャリーホイールを備え、牽引して持ち運べる

 

 操作/カスタマイズはアプリ「Sound Connect」に集約

なお今回の3モデル発表のタイミングに合わせ、ULT POWER SOUNDシリーズは同社スマートフォンアプリ「Sound Connect」に対応する。これまで同社のBluetoothスピーカーは、音楽再生操作やイコライザー設定は「Music Center」アプリから、LEDライティング設定は「Fiestable」アプリからと、用途ごとに2種類のアプリを使い分ける必要があった。今後はBluetoothヘッドホンとも共通のSound Connectアプリから、 すべての操作/カスタマイズを一括して行うことが可能だ。

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