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PR未来に期待が膨らむブランド第2弾モデル

良質な低音に大満足! MADOO「Typ512」はマルチドライバーの魅力が堪能できるイヤホンだ

2022/12/29 煖エ 敦
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■良質な低音、高域の描写に大満足。ダイナミック型とプラナー型の長所が活かされている



サウンドはAstell&Kern のDAP「KANN MAX」と組み合わせ、シングルエンド/バランスの両駆動方式で確認。まず、ブランド側の狙い「深くそれでいて抜けのある低音」「ディープでグルーヴィーながらもクドさのない低音」は見事その通り達成されている。たとえば、YOASOBI「祝福」のバスドラム四つ打ち。ドスンと沈む込む重量感がありながらもたつくことはなく、ドンッと抜けてリズムの推進力を引き上げてくれている。バランス駆動では超低域の制動が効き、それを土台に低域全体がより強固に。

宇多田ヒカル「BADモード」やKorn「Forgotten」など、さまざまな曲でベースの描写も光る。感触は柔らかめなのに音像は明瞭。となれば、もちろんウッド・ベースの雰囲気の出し方も大得意で、アコースティック・ジャズの名盤を聴いても相性は抜群。最新ポップスから古典ジャズまで何でも対応できる、良質な低音だ。

そして高域側の描写や空間表現も、それに劣らぬ素晴らしさ。ジョー・パス「How High The Moon」は、金属弦をピックで弾き倒す様を生々しく捉えた、ソロ・ギターの名演・名録音。強烈なピッキングによるアグレッシブな演奏でありつつ、絶妙なタッチから生み出される心地よい音色も魅力だ。このイヤホンはその強烈さも心地よさも再現。アタックに乗ってくる金属的な質感や響きもしっかり出しつつ、その金属的な成分がいい感じにほぐれて耳障りにはならない様子まで描き出してくれる。これには大満足!

このモデルにおいてダイナミック型とプラナー型がどのようなコンビネーション、担当帯域で組み合わされているのかは明らかにされていない。しかし音を聴けば、ダイナミック型らしい深みや厚み、プラナー型ならではの速さや精密感など、それぞれの長所が巧みに生かされていると納得した。

付属品も充実。ダークブルーのキャリングケースのほか、6ペアのイヤーチップが収納できるMADOOロゴ入りイヤーチップケース、ケーブル2種が同梱。イヤーチップはシリコン3サイズ、低反発1サイズが付属する

第2弾製品はそのブランドにとって、デビュー製品と同等以上に大切かもしれない。デビュー製品は最初の「点」。MADOOはこのTyp512によって「線」を引き、ブランドの方向性を示した。そこには技術面だけではなく、レスポンス重視の低音チューニングなども含まれるだろうか。ならばこの線の先にこれから生まれてくるであろうモデルたちへの期待も膨らむ。そんな風に未来まで楽しみにさせてくれるような、力強い第2弾モデルの登場だ。

(提供:株式会社ピクセル)

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