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IMAX Enhancedで「最高峰のシアター体験」を自宅でも。そのメリットや導入方法を解説
必要なのは「認証機器」。揃えるだけで自宅でも体験できる
このように、プレミアムな体験が映画館でなくても楽しめるIMAX Enhancedだが、自宅のホームシアターで楽しむには、具体的にどうすれば良いのだろうか。上流から順を追って解説していこう。
まずはコンテンツから。UHD BDと配信で用意され、どちらもIMAX Enhancedが明示される。IMAX Enhancedはホーム・エンターテイメント・プログラムであって、技術規格やフォーマットではないので、互換性などを難しく考えなくても問題ない。先述の通り、高画質で大画面に適するという認識で良いだろう。参加スタジオおよびコンテンツ、配信事業者については、下記スライドの通りだ。
次にハードウェア。こちらはIMAX Enhanced認証されたテレビやプロジェクターが発売されている。認証についての詳細は公開されていないが、4K/HDRの対応に加えて、IMAX、DTS、ハリウッドの技術専門家からなる認証委員会により、視聴モード、解像度、色、明るさ、コントラスト、音の忠実度に関する厳しい性能規格が定められているという。
当然ながら認証テレビの機能として、映像モードの一つに「IMAX Enhanced」を備えることになる。このモードを備えた認証機器を選べば、注意深く製作されたIMAX Enhancedコンテンツならではの映像美を最大限に引き出して、手軽に最高峰のエンターテイメントを体験できる。また、IMAX Enhancedコンテンツを配信で視聴するには、一部のサービスを除き、基本的にはIMAX Enhanced認証テレビが必要となっている。
オーディオ機器についても認証が用意されており、主にAVアンプやサウンドバー、パッシブスピーカーが対象となっている。AVアンプの機能としては、IMAX Enhancedのコンテンツを再生した際、サウンドモードが「IMAX DTS:X」もしくは「IMAX DTS」に自動で切り替わるようになっている。AVアンプのIMAX Enhancedモードは、IMAXの特徴的ともいえる、体全体で感じる重低音を忠実に再生するべくチューニングが施されているという。
もちろんAVアンプもテレビなどと同様に、クオリティー面でのスペック要件があり、メーカーがDTSに実機を提出してテストに合格する必要がある。こちらも詳細は公開されていないが、認証機器のテスト項目は、数百項目に上るものと推測している。
IMAX Enhancedで「最高峰のシアター体験」を我が家に
高画質で人気の4Kだが、シネマスコープの場合、画面を構成する約834万画素のうち、約26%にあたる208万画素が黒帯となって活用されない。これは情報量という点で、実にもったいない話である。
上述のようにIMAX Enhancedは、新たな体験をもたらしてくれるのが本懐だが、家庭用ディスプレイとして一般的な16:9の画面を、より活用するという観点でも興味深い。
IMAX Enhancedに準じたコンテンツ、ディスプレイ、オーディオを揃えれば、ユーザーは手間なく最高峰のシアター体験が可能になる。対応コンテンツや機器も増加傾向にあるので、テレビやアンプを購入の際は、ぜひ「IMAX Enhanced」に注目してみてほしい。
(協力:dts Japan)