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【PR】「随所に目を引く一台」

B&W 新「Zeppelin」を聴く。スタイリッシュで「実に完成度の高い」ワイヤレススピーカーだ!

公開日 2022/03/25 06:30 土方久明
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音質を一言で表現するなら、クリアーで、高域の粒立ちが良い。低域も良く出るが、しっかりとしたダンピングでシェイプされ立体的かつ重量感がある。高域から低域までのレンジも聴感上ワイドで気持ち良い音楽性も備えている。つまりオーディオ的な尺度と音楽性が高度に両立しているのだ。

音像のディテールやサウンドステージについては、高域から低域までの全領域においてひとつひとつの音が立体的で、アデルのボーカルやベースなどの楽器の質感も明瞭だった。

スタンド底面はゴムで滑らない

また、音のサービスエリア(良い音で聴ける範囲)が広く、正面以外でも比較的音が曇らず、部屋の隅々まで音楽性の高い音を届けてくれている。

続いて、Amazon Musicを聴取する。iPhoneのAmazon Music純正アプリで選曲して、出力先をZeppelinと指定する。

Zeppelinは、Amazon Musicアプリ上で「HD」アイコンが表示される44.1kHz/16bit楽曲はロスレスで再生してくれる。なお「ULTRA HD」楽曲の場合は44.1kHz/16bitにダウンコンバートされるのだが、それでもロスレスで聴けるのは大きなアドバンテージだ。

ドイツの名門レーベル、グラモフォンのタイトル、フィラデルフィア管弦楽団, ヤニック・ネゼ=セガン 「ラフマニノフ: 交響曲第1番、交響的舞曲」をチョイスした。透明でさわやかな響きをベースに聴感上のダイナミクスを感じる音。オーケストラを構成する複数の楽器が同時に鳴っているときの描き分けも良質だった。

■「随所に目を引く部分のある一台」「実に完成度の高いモデル」

ユーザビリティも高い。スマホの音量ボタンから手軽にボリュームを調整したり、アプリから高域と低域の量を自分好みに可変したり、余談だがアプリからは下部を照らすLEDの光量も変えられる。

アプリで好みの音質に調整したりAlexaとの連携設定を行うことも可能

本体上部には音量調整や曲送りなどのボタンが設置されており、ここからも基本的な動作が可能。しかも、これらのボタンをプッシュするとステータスボタンが光り動作状態が把握しやすい。B&Wの開発陣は一体型スピーカーに必要とされる、細かいユーザビリティまで理解してくれていることに嬉しくなる。

本体上部に各種操作ボタンを装備

試聴を通して唯一気になった点は、操作アプリの日本語の表現(翻訳)が若干プアだったことくらいで、アプリ自体のレスポンスやグラフィカルユーザーインターフェイスは問題ない。この部分は今後のバージョンアップで対応可能だろう。

最後はiPhone XとZeppelinをBluetooth接続してYouTubeでJ-POPも聞いたが、音楽的グルーブを感じる秀逸な再生音で、スマホ単体の音とはレベルの違う迫力のある音で楽しめた。

オーディオファイルに絶大な信頼があるB&Wが持てるリソースを投入して、本気で作ったモデルがZeppelinだ。同社らしい優れた音質により、音楽と視聴者の距離を近づけてくれる。

また、AIスピーカーとして利用できるのも良い。Zeppelinを導入すれば、音声操作で様々なことができるスマートスピーカーの利便性に加え、素晴らしい音楽ライフが付随してくる。豊かな機能と優れたサウンド、そして美しいデザイン、など、随所に目を引く部分のある一台となっており、導入後は幸せな音楽ライフが送れるだろう。実に完成度の高いモデルだった。

(PR企画 提供:ディーアンドエムホールディングス)

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