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【特別企画】評論家・土方久明がレビュー

マランツ「MODEL 40n」の多彩な魅力を徹底解剖! テレビもオーディオもイケる、デザインも◎なプリメイン

2022/03/22 土方久明
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取材場所に設置されたTVとMODEL 40nを見て、僕はうれしくなった。美しい木目のテレビボードに置かれたMODEL 40nは洗練されたデザインにより、設置した空間をより先進的なイメージにしてくれる。MODEL 40nとテレビが置かれた空間はほんとうにカッコ良い。

取材時のようす

試聴ソースはミュージカル映画の『ロック・オブ・エイジズ』と、YouTubeで配信されている『Sting And Shaggy: NPR Music Tiny Desk Concert』の2つである。

まずは、ロック・オブ・エイジズから、ロックハウスとして名を馳せるバーボンルームでのシーンを写したチャプター12を再生。TVの純正スピーカーだと、当然迫力は少なく、主に視覚的な要素を中心にストーリーが展開する。「歌を歌っている主人公と熱狂する観衆がいる」といった淡々とした具合だ。

続いて、MODEL 40n + 804 D4の組み合わせにして同チャプターを再生してみると、音の広がりと迫力がまるで違う。熱狂する観客の声援や演奏の迫力も段違いだ。高域は気持ちよく伸びるし、ドラムなどの重低音の表現が素晴らしい。セリフも明瞭になり登場人物の感情の伝わり方がまったく違う。まるでその場にいるかのような抜群の臨場感で、画面へグイグイと引き込まれてしまう。

また、小さなバーボンホールから広大なライブ会場へシーンが移る時は、小さい部屋の音の響きと広大なライブ会場に反響するPAシステムの音の響きの違いが “聴感的” にスケールの差を表現して、ストーリー性を高めてくれるのだが、実にその差がわかる。映画館に一歩近づく臨場感の高さで、一度聴いたら絶対戻れないほどの音の差がある。

製品を確認する土方氏

次はYouTubeから、ロックミュージシャンのスティングとレゲエDJ/シンガーのシャギーが共演する「Sting And Shaggy: NPR Music Tiny Desk Concert」を再生した。

MODEL 40nと804 D4とを通して聴くと「現在のYouTubeの音はこんなに良いのか」と改めて感心させられた。スティングのベースはリアルで音に艶があるし、2人のボーカルの歌い方のニュアンスもよく分かる。YouTubeで音楽や映像を楽しむ人たちに、ぜひこの音を体験してほしい。動画のクオリティにも左右されるが、このシステムで再生することにより、そのYouTube動画が1つのコンテンツとしてグレードが上がったように感じられる。

■テレビやゲーム機との電源連動などユーザビリティも確保

取材を忘れて映画とYouTubeに見入ってしまった自分だが、いったん冷静になり音質を確認すると、確かにMODEL 40nはHDMI入力の音がかなり良い印象を受ける。具体的には、情報量が多く音のディテールがしっかりとしているし、聴感上のS/Nが高いから、静かなシーンでは暗騒音がより明瞭に聞こえて臨場感抜群である。

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