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【PR】シアター級スペックをキューブに搭載

デザイン・機能・画質が揃う、BenQ「GK100」は“ライフスタイルプロジェクター”の理想形だ

2021/07/26 折原 一也
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ホームエンタメ、そしてリビングの主役にプロジェクターを据える−−そんなライススタイル視点のプロジェクターが今、一大ムーブメントを呼び起こし始めている。そんななか、BenQから登場したLED光源採用の4K/HDR対応短焦点プロジェクター「GK100」は、“これからのプロジェクターの有るべき姿”を示したモデルだ。

今回、実際に本機を触る機会を得たので、設計思想や機能性、画質・音質も含めてその現代性を検証していこう。


使い勝手の良さと4K解像度を兼ね備えた、おしゃれなキューブ型プロジェクター

まず、GK100のキャラクターを規定するのがキューブ型デザインだ。従来のホームシアタープロジェクターといえばやや胴長デザインで、例えば天吊するなど、邪魔にならない場所に置けるように専門店によるインストールも含め様々な設置オプションを検討するのが常だった。一方の本機はお洒落なキューブ型で、部屋のインテリアとして目に入る位置にも置いておける。これが従来のプロジェクターと決定的に異なるポイントだ。

BenQ「GK100」¥OPEN(予想実売価格:210,000円前後)

筐体のサイズ感は195×224×195mm。テーブルの上に置けるサイズではあるが、「ポータブルプロジェクター」と呼べるほどに小さくはない。

だが、驚くべきはその中身で、単板DLP方式デバイスによる3840×2160、すなわち“4K UHD”相当の解像度に輝度1000ルーメン、コントラスト比100,000:1というホームシアター志向のスペック、そして10W×2のスピーカーまでもキューブ型筐体に内蔵。従来のホームシアタープロジェクターなら大型筐体になる機能性を、手元に置けるキューブ型ボディにスマートに収めた、それがGK100なのだ。

投写性能だが、レンズは4Kに最適化された光学屈折率の高い高品質な特殊ガラスレンズ10枚の設計。低分散レンズコーティングで色収差を低減、色の均一性と精度を向上させている。

投写距離は60インチサイズで1.063m、80インチは1.417m、100インチでも1.771mとなっている。これは一般的なホームシアタープロジェクター、また最近増えている短焦点タイプのプロジェクターのなかでも、短距離での大画面投写が可能な部類といえる。

スクリーンサイズと投写距離のイメージ

さらに最大8度に調整可能な上向き傾斜に対応するため、手元の机の上などに置いても大画面が映せるプロジェクターなのだ。ちなみに、電源を入れるとオートフォーカスと自動台形補正が働くので、設置もスマートかつ簡単に行える。

高いデザイン性と使い勝手の高さを持ちつつ、4K対応の高解像度をはじめホームシアター級のスペックを兼ね備える

なお、プロジェクターが部屋の隅や高所に置かれていた理由には発熱の問題もあったのだが、本機はLED光源の搭載によってそれをクリア。発熱を抑え、静音性と高寿命まで獲得している。

そして、本機はBluetoothスピーカーとしての側面も持っている。BenQが手がけるtreVoloオーディオシステムを搭載しており、プロジェクターとして同技術を採用した事例はあるが、公式に搭載を謳うのは今回が初めて。それだけ使い方のバリエーションの幅広さをプッシュしているわけだ。本体の下のライトが点灯できるのもユニーク。柔らかな色合いなので、Bluetoothスピーカーモードで雰囲気のあるシチュエーションを演出することもできる。

本体底部にはナイトライトを搭載。プロジェクターとして使わない時は、間接照明としても使うことができる

スマホミラーリングからアプリ動作、HDMI/USB接続まで幅広くカバー

GK100で視聴するソースは何か、という点も考えておくべきポイントだ。恐らく、外付けのBDプレーヤーで再生する映画ばかりではないだろう。ライフスタイルプロジェクターとしての模範解答はYouTubeなどネット配信動画メインとなるだろうが、現実的にはゲーム機を接続して遊んだり、PCを接続するケースもあったり、あるいはUSBメモリを差して動画や写真再生をする人がいたりと、色々な使い方が考えられる。

そこでBenQが出した答えは、AndrodベースのOS内蔵によるスマート化だ。製品にはワイヤレスドングルが付属するため、実質的にWi-Fi内蔵プロジェクターとして利用可能。OSはAndroidだが、Android TVではなく外部アプリストアの「Aptoide TV」を利用する形になっている。

付属のワイヤレスドングルを本体に挿入することで、Wi-Fi対応プロジェクターとして使用することが可能だ

端子類はキューブ型の筐体デザインの美しさを保つためカバーで隠されているが、アクセスしやすい背面の高い位置にHDMI×2(うち1系統はARC対応)、USB-A×2(1系統は3.0対応)、USB-C(DisplayPort機能対応)、3.5ミリのステレオ音声出力、光デジタル音声端子、有線LAN端子と、見た目に反して充実している。

本体の端子部。ミニマルな外観ながらHDMIからUSB-A/C、3.5mmミニなど、さまざまな端子を搭載している

次ページワンボディでYouTubeの大画面再生が可能。配信ライブも驚きの臨場感

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