[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域【特別企画】

呼び覚ませ俺たちのリズムエモーション!8cmシングル比較試聴でTWO-MIX25周年BESTの進化を体感!

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高橋 敦

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2021年05月12日

CD音源とハイレゾ音源を比較!

そのハイレゾの実際の威力は!?ということで、今度は今回のリマスタリング音源のCD版とハイレゾ版を聴き比べてみた。

まず正直に伝えておくと、ハイレゾの効果はリマスタリングの効果ほどわかりやすいものではない。このTWO-MIX25周年ハイレゾだけの話ではなくハイレゾ一般としてそういうものだ。

ハイレゾの効果は主に、とても細かな音や響きの再現性などに現れる。そのため、その細部の違いまでを余さず再生できるオーディオでじっくり聴いたときにその違いを体感できる。逆に言えば、そういった環境でないと体感しにくいものなのだ。

しかし、じゃあハイレゾなんてたいして意味がないのかというと、そんなことはない。それを得られる環境を整えて聴けばやはり、ハイレゾだからこそ感じられる音、見えてくる美しさがある。

TWO-MIXのサウンドにおいて「ハイレゾならでは」を特に感じやすいのは、主役のボーカルやそれに並ぶ存在感のベース、印象的なシーケンスフレーズ……などではなく、それらから広がる響きや、それらの背景に置かれたより細かなサウンドたちだ。

ピンポイントでいうと「RHYTHM EMOTION」の最初のサビの終わり、「あなたへと続いてる SO FARAWAY…」のあたりはわかりやすいかもしれない。

メインボーカルの「SO FARAWAY…」の左右に広がるコーラスの「SO FARAWAY…」の滑らかさもそうだが、その「…」の後ろでの打ち込みのドラムスのフィルイン。それがハイレゾ版ではより奥行を感じさせる後方への立体的な配置となっており、それでいてフレーズの届き方はCD版よりニュアンス豊か。同じようなことは他の曲の様々な場面でも感じられる。

しかし、こんな風に言われると、いやいや細かすぎない?ハイレゾってそこまで集中してピンポイントで聴き込まなきゃ意味ないの?とむしろ不安が高まってしまったかもしれない…。

しかし!そこは安心してほしい。ひとつひとつは意識して聴き込まないと認識できないほどに細かな違いが積み重なることで、音楽全体の印象としてはそこまで意識せずとも「なんかいい感じ!」になるのがハイレゾだ。というか、そのマニアックに聴き込まずとも届いてくる「なんかいい感じ!」の方こそが、ハイレゾの真価なのかもしれない。

サブスクも解禁!

さてここまでは、PHILE WEBらしくハイレゾを推してきたが、実はこの記事を執筆中にTWO-MIXのサブスク解禁!というニュースも飛び込んできた。

【ニュース記事:TWO-MIXがサブスク解禁。「JUST COMMUNICATION」やコナン主題歌など計268曲


リマスタリングやハイレゾはたしかに凄そうだけど、今はもう一刻も早くTWO-MIXを聴きまくりたい!というモードになった方は、まずはサブスクで聴きまくっていただければと思う。そしてTWO-MIX熱がさらに高まったなら、そのときこそ「ハイレゾ」だ!

そして当然すでにCDで「TWO-MIX 25th Anniversary ALL TIME BEST」を購入済みだ!という熱心なファンの方も、さらにいい感じに、そして細部まで聴き込みまくりたくなったなら、そのときはハイレゾも検討してみてほしい。



高橋敦 TAKAHASHI,Atsushi
趣味も仕事も文章作成。仕事としての文章作成はオーディオ関連が主。他の趣味は読書、音楽鑑賞、アニメ鑑賞、映画鑑賞、エレクトリック・ギターの演奏と整備、猫の溺愛など。趣味を仕事に生かし仕事を趣味に生かして日々活動中。


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