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静音AFで動画撮影にも最適!

小型軽量ながらも大口径。トキナー、フジX用「atx-mシリーズ」レビュー

公開日 2021/03/02 06:00 山田久美夫
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■atx-m 33mm F1.4 X


「atx-m 33mm F1.4 X」は、絞り開放から高解像度でコントラストも十分に高く、キッチリとした写りが得られる。そのため、F1.4という大口径や、大きなボケを安心して活用できる点が大きな魅力だ。周辺減光もF1.4からさほど感じられず、その点でも安心感がある。もちろん、ボケも素直だ。

似たスペックのXシリーズ用純正レンズとして、開放付近での独特な柔らかさでも定評のある「フジノンレンズ XF35mmF1.4 R」があるが、「atx-m 33mm F1.4 X」の描写の方が好みという人も多いのではないだろうか。

強いて気になる点をあげるとすれば、最短撮影距離が40cmと若干長めなところ。あと5cmから10cm寄れれば、より使い勝手のいいレンズになったと思うものの、私自身も今回の試用を経て、もし純正レンズをすでに持っていたとしても、両方のレンズを目的に応じて使い分けたいと感じた次第だ。

価格も55,000円(税抜)とリーズナブル。絞り開放F1.4から安心して使えるレンズとして、おすすめの大口径標準レンズだ。





SPEC ●焦点距離:33mm ●絞り値:F/1.4-F/16 ●最短撮影距離:0.4m ●フィルター径:φ52mm ●外形寸法:φ65mm×72mm ●質量:285g ●対応センサーサイズ:APS-C ●対応マウント:フジフイルムX

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