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まさに“生演奏の臨場感”。ジャパニーズ・ハイエンドの匠、TADが生み出す空間描写性に感激

2021/01/07 角田郁雄
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■独自の同軸ドライバーなど、基幹技術をそのまま投入

最上位モデルによる極上の音楽を体験した後に、私の目を引いたのは、まさにスタジオモニターとして堂々と通用し、上位モデルの技術を踏襲した「TAD-E1TX」「TAD-ME1」である。CSTドライバーには、9cmマグネシウム合金製ミッドレンジと2.5cmベリリウム製トゥイーターを装備。ウーファーは、16cmのアラミド織布と異種素材の不織布を重ね合わせた、軽量かつ高剛性のMACC振動板が使用されている。エッジには、振動板の前後運動のリニアリティを高めるコルゲーションエッジを採用。

Evolutionシリーズの最上位モデル、TAD-E1TX

TAD-E1TXは、ダブル・ウーファー仕様である。これだけでも実にハイエンドなユニットの搭載である。そしてエンクロージャーにも大きな特徴がある。まず使用素材であるが、フロント、リア、側板、天板、底板に厚みのあるMDF材を使用し、樺合板による内部フレームを包み込み、異種素材により振動、共振を低減させている。また回折効果を低減し、音の透明度と解像度を高めるため、コーナーに丸みを加えピアノフィニッシュ仕上げの塗装を行なっている。

そして注目されることは、世界に唯一無二のバイ・ディレクショナルADSポートを左右に装備することである。これは一般的なバスレフポートとは異なり、エンクロージャーに前後均一な放射特性を備えたスリットを設け、それをスチール板でカバーする方式である。

エンクロージャーの左右に取り付けられたバイ・ディレクショナルADSポート。導入部はホーン状となっており、自然な音の広がりを実現する

これにより、特定低音周波数による低音強調感はまったくなく、不自然な風切り音も存在しない。しかも密閉型のようにリニアに低域が伸びてくることが特徴である。まさにSILENTエンクロージャー思想を深化させていることが見てとれるのである。

■高解像度な空間描写性が特徴。透明度の高い美しい余韻が楽しめる

さて、その音質であるが、上位モデルに迫る高解像度な空間描写性が特徴といえるであろう。ピアノの余韻、トランペットの響きを聴くと、透明度の高い美しい響きが堪能できる。おそらく、CSTドライバーのマグネシウム製ミッドレンジが、美しい響きを加えているように思えるのである。

また、低域の量感こそTAD-E1TXに譲るが、TAD-ME1であっても、大音量でジャズを再生すると、音像定位のブレが少ないことには驚かされる。低音がリニアに伸び、サイズを越えた厚みを感じることができる。これは、ユニットの土台となる重量級エンクロージャーの効果である。そして低域がリニアに伸びてくるのは、バイ・ディレクショナルADSポートの効果なのである。

ブックシェルフモデルの「TAD-ME1」。仕上げは写真のチタニウムシルバーと、ピアノブラックを用意

なお、両モデルには、アンプのダンピングファクター特性を損なわない、強固で大型のスピーカー端子と高品位なネットワーク回路が搭載されているので、実際の使用では、積極的にバイワイヤリング接続を行なうと良いであろう。これにより、さらに空間描写性、解像度、低域再現性が高まるのである。

今回、私が松本記念音楽迎賓館においてTADの4モデルを体験し確信したことは、「オーディオはさらなる高解像度再生の時代を迎えた」ということである。極上の音楽を空間に放出させるスピーカーの最先端技術を、TADが提示してくれたように思えた。技術に裏打ちされたTADのスピーカー群には、今までコレクションしたディスクを、もう一度聴きなおしたい、ずっと聴き続けていたい、という佇まいも感じさせてくれた。


TADのスピーカー群は、海外でも高い評価を受け、ユーザーも多いそうである。その理由は、スタジオサウンドをベースとした「メイド・イン・ジャパンの匠」ではないだろうか。今回はスピーカーを中心に伝えているが、スピーカーの高解像度の音を余すことなく鳴らせるTADのエレクトロニクス製品の存在も忘れてはならない。

読者にも、その作り込みの良さと⾳質を、TADトータルで専⾨店で体験して欲しいと思うところである。

(編集部より)
TADは3月1日より同社製品の価格改定を実施を発表している。ご興味のある方はお早めに専門店に相談を。

(提供:テクニカル オーディオ デバイセズ ラボラトリーズ)

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