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まさにiBassoの集大成!異例のこだわりを詰め込んだ“音質最優先”のハイレゾDAP「DX220Max」レビュー

2020/07/10 野村ケンジ
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そして、もともとアナログ方式のポータブルヘッドホンアンプで有名となったiBasso Audioだけに、このDX220Maxでは、徹底したアナログ部の作り込みが見られる。

まず、ヘッドホンアンプ部はDX220のように交換可能なモジュール方式ではなく、内部固定されたタイプを採用。「AMP8-交換用アンプモジュール」をベースに新開発した「iBasso Super class Aディスクリートアンプ回路」を採用している。

この回路は、出力ごとにバイアス電圧を最適化することで、クラスAレベルの音質と、ポータブル機器の重要ポイントといえる低消費電力化を巧みに両立させたもの。これにより、良質なサウンドを確保しつつ、最大14時間の連続再生時間を実現している。

8.4Vの高電圧バッテリーパックを採用する

また、コンデンサーなどのパーツ選びやチューニングに関しても、同社ならではのノウハウが投入されている。さらに、アナログ部の電源には、8.4Vの高電圧バッテリーパック2つを一組にして搭載。内部で昇圧せずに利用することで、さらなる音質向上に貢献しているという。こういった隅々まで徹底したこだわりは、iBasso Audioならでは、そしてこのDX220Maxならではの内容といえる。

DAPでは異例の採用。アナログボリューム搭載でビット落ちを回避

もうひとつ、ボリュームコントロールも特徴的だ。DX220Maxでは、チャンネル間の許容誤差が±2dB以下という「高精度4連アナログボリューム」を採用する。一般的なDAPの「デジタルボリューム」では、ダイナミックレンジの損失、いわゆるビット落ちと呼ばれる音質劣化が指摘されているが、アナログボリュームを採用することで、こういった音質的デメリットを回避している。

「高精度4連アナログボリューム」を採用

実機を手にしてみると、なかなか面白いことになっていた。ボリュームはデジタル部のボリュームとアナログ部の2つが搭載されていて、どちらも任意にコントロールできるのだ。色々試してみたところ、基本的にデジタル部の音量はMAXかそれに近い数値に固定し、アナログ部で音量調整するのが良さそうだ。

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