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「ADレコ」の遊び方を記者が実践! レコードからBlu-rayまでなんでもスマホに保存して、いつでもお気に入りの音楽と過ごせる!

公開日 2020/06/24 06:30 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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■Blu-rayの音声もアナログ録音できる? ADレコの遊び方を徹底研究

このADレコ、もっと遊ぶ方法はないかと考えていたときに、ふと思い当たったのが「桑田佳祐のひとり紅白歌合戦」。これはAct Against AIDSのプロジェクトの一貫としてパシフィコ横浜で開催された桑田佳祐のソロライブを、Blu-rayとDVDでリリースしている作品だ。歌謡曲から最新ポップスまで、幅広い日本の名曲を桑田佳祐がカバーするというもので、一言でいうと「ものすごくお金のかかった桑田佳祐のカラオケショウ」。

桑田佳祐の「ひとり紅白歌合戦」は2008年、2013年、2018年と5年に1度開催。3種類のBlu-rayが発売されている

このライブは映像作品としてはリリースされているが、CD等のデジタル音源としてはリリースされていない。おそらくカバーしている多くのアーティストの著作権の関係と思われるが、なんとか音だけでもいつでも聴けるようにならないか、と以前から考えていたのだ。

ということで、自宅のBlu-rayプレーヤーからADレコを使って録音ができないか、実験してみた。

我が家のBlu-rayプレーヤーはSONYの「UBP-X700」で、背面端子をみるとHDMIと光デジタル出力しか搭載していない。これではADレコは使えないので、Blu-rayから音声を出力しているAVアンプ、マランツの「NR1710」をチェック。手前に6.3mmのヘッドホンジャックが搭載されているので、ここを使えばADレコへの録音ができそうだ。

NR1710のフロントヘッドフォン端子に、ピンケーブルを接続

ADレコのライン入力には3.5mmのステレオミニケーブルが必要なので、6.3mm→3.5mmの変換コネクタを購入(amazonで実売500円くらい)。NR1710のヘッドホン端子→3.5mmの変換コネクタ→ステレオミニケーブルときて、ADレコのライン入力に接続。スマホ側から「CDレコミュージック」アプリを立ち上げ「アナログ録音」モードにすると、レコードの録音と同じく、録音待機状態に!

ピンケーブルをADレコの「ライン入力」と接続

録音の手順はこれまでと同じ。ただし、この場合もやはりカバーのライブ音源ということもあり、楽曲データをgracenoteで取得することはできなかった。タイトルなどを入力し、ジャケット画像はamazonの該当ページからBlu-rayのジャケットをダウンロードして付与。

ちなみに、「CDレコミュージック」には「ふりがな」機能も搭載されているため、ふりがなを振ることで、アーティスト名、アルバム名を「あいうえお順」にきちんと並べることができることも重要だ。音楽再生アプリによっては、ひらがなのあいうえお順に並んだあと、漢字の順番に並んでしまうものもある。こういった音楽ファンの痒いところに手が届くのも、「CDレコミュージック」ならではのこだわりだ。

アルバム名、アーティスト名などは「曲情報編集」から編集できる。ジャケット付与のほか、ジャンルや発売年なども記入できる。また、少し面倒だが「ふりがな」も一緒にいれておくとライブラリが綺麗に整う

こちらの録音時の気をつけることとしては、やはり3.5mmコネクタとピンケーブルとの接触がよくないと、ビリつきなどが生じてしまうことになる。そのため、なるべく接続部分にストレスがかからないように、台座などを設置してあげるとスムーズに収録できそうだ。

楽曲名とジャケ写を付与したところ

つまり、レコードやカセットといったアナログ音源だけではなく、デジタル音源であっても、ヘッドホン端子などの「アナログ出力」を持った機器からならば、どのような音源であってもスマホに保存していくことができる、ということだ。

たとえばいまならばYouTubeでさまざまなアーティストのライブ音源やおうち配信音源などが配信されている。これらは期間限定で、現在のコロナの騒動が落ち着いたら配信を終了してしまうかもしれない。そういった音源も、自分用にアーカイブしておくこともできる。アイデア次第で自分なりの音楽の楽しみ方ができることこそ、「ADレコ」の一番コアとなる部分と言えるだろう。

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