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人気モデルが完全進化! AVIOT「TE-D01d mk2」は“ベストバイ”候補の高コスパ&高音質完全ワイヤレスだ

公開日 2020/06/09 06:30 折原一也
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宇多田ヒカルの「あなた」では、女性ボーカルの歌声を透き通るような美しさで再現。 “高域の美しい完全ワイヤレスイヤホン” として推薦したくなるほど、歌声の情感の表現力が素晴らしい。ピアノも音の硬さがなく空間を響かせるような質感を伴い、音場も広大。ナチュラルなままに個々の楽器は鮮明、という絶妙なバランスだ。ベースやドラムの低音まで、情報量志向で音楽を分析的に聴ける。

帯域バランスとして低音を強く出すタイプではないが、鳥肌モノだったのがビリー・アイリッシュの「bad guy」。冒頭のキックドラムがイヤホンでは滅多に聴けないほど深くリアルに響き、帯域として完全に区別されたベースがゴリゴリとえぐるような表現に驚いた。

ビリー・アイリッシュ『bad guy』では、イヤホンでは滅多に聴けない深くリアルなキックドラムに驚き

囁くような歌声は空間的な定位が極めて広く、声に囲まれてしまったような没入感をも生み出す。色々とイヤホンを聴いてきたが、TE-D01d mk2は『bad guy』という曲の “凄み” を最も意識して聴くことができるモデルだ。

さて、ここまでは標準イヤーピースの話。次は同梱されているSpinFitに切り替えてみよう。すると、透き通るような高域から厚みのある中域にエネルギーバランスがシフト。低音も量感を伴うようになるので、低音が物足りないと感じる人にはこちらをおすすめしたい。

遮音性にも優れるウレタンフォームタイプのイヤーピースでは、中高域がより硬質に立ち上がり、低音の量感もアップする。これだけの変化が楽しめるにも関わらず、どれも付属品なので、自分で好みの楽曲を聴いて選んでみて欲しい。

さらに音楽プレーヤーをAndroidスマホに変更し、aptXコーデック接続で聴いてみると、基本的な音傾向はAACコーデック再生時に近いが、標準イヤーピースでも低音が強めに出るようだ。



冒頭でも書いた通り、TE-D01d mk2は発売以降、予約殺到で出荷数も限られ、なかなか評価も出来なかった機種だ。今改めてじっくりと聴うことができたそのサウンドは、焦らされて高まった想像を遥かに超えた高音質。完全ワイヤレスイヤホンの激戦区である1万円台前半に投入された機種ながら、もう1ランク上の価格帯である2万円以内で考えても引けを取らない、ベストバイ候補といえる。

こんなに音の良い機種を、THE YELLOW MONKEYファンだけに独占させておくのはもったいない。市場に在庫が出回り出した今だからこそ、ハイコスパな高音質イヤホンを探している方なら、ぜひ指名買いしてほしいイヤホンだ。

(協力:プレシードジャパン株式会社)

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