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信号経路の急所をカバー

シリーズ屈指の性能に驚嘆。フルテックの電源プラグホルダー「NCF Booster-Brace」を検証

公開日 2020/03/31 06:30 生形三郎
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2段重ねでさらに飛躍的効果、一層立体的で生々しい音に
NCF Booster-Braceの応用と使いこなし

次に前記の2カ所に同時に使用して試聴すると、目が醒めるかのような、明然とした音像と音像が立ち現れた。他のNCF Boosterシリーズ同様、使用箇所を増やしていくことで相乗効果が得られるが、NCF Booster-Braceならではの応用として思いつくのが、「2段重ねでの使用」である。パワーアンプの電源を繋いでいる電源ボックスに設置したNCF Booster -Braceに、もうひとつNCF Booster-Braceを重ねて設置をしてみる。

「NCF Booster-Brace」を2段重ねにすると、効果をさらに増強できる

すると、こちらも思わず唸らされる効果が得られた。先ほどのS/N感向上や低域側エネルギー充足度のアップが、さらにもう一段階飛躍するのだ。特に、空間の立体性の向上が目覚ましく、実に生々しい視界が開ける。しかしながら、これまでのNCF Boosterシリーズ同様に、何かが犠牲になることは一切なく、プラスの効果だけを感じることが特筆に値する。

さらに、電源タップの大元である電源リジェネレーターのインレット部に設置(縦置き)しても、さらなる効果が得られた。その他、コンポのさまざまなリア端子に適用するなど、応用できる場所も多いことだろう。

使いこなし応用法として、機器の電源入力端子部に応用しても効果的

以上のように、最新モデルのNCF Booster-BraceはこれまでのNCF Boosterシリーズのなかでも、とりわけ強力な効用を持つことに驚かされた。同時に、コネクター部分に生じている振動やノイズへの対策が、いかに重要かという事を痛感させられる機会でもあった。何はともあれ、店頭やイベントなどで、ぜひとも一度この効果を体験してみていただきたい。きっと、その強力な効果に驚かれるはずだ。


【NCF Booster-Braceの仕様】
●構造:マルチマテリアルハイブリッド●本体:NCF調合ナイロン樹脂(静電効果)●ハウシング:特殊アルミ合金ブラストおよびアルマイト処理●サイズ:約54W×35H×106Lmm●質量(ネット):約100g●付属:特殊粘着両面テープ(強力粘着、残留接着剤なし)

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