<山本敦のAV進化論 第182回>

「Amazon Echo Studio」は24,800円だが、間違いなく「買い」。 1ヶ月使った結論

山本 敦

前のページ 1 2 3 次のページ

2020年01月08日


Echo Studioの価格は24,980円(税込)だ。ドルビーアトモスやソニーの最新立体音響に対応するコンテンツが単体で楽しめるサウンドシステムとして考えると、本機のコストパフォーマンスは驚くほど高いと言える。

単体でのドルビーアトモス再生も十分に楽しみ甲斐があるのだが、音源の位置にどうしても偏りが出てしまう。かといってテレビの真正面に置くわけにも行かない。究極の高音質再生環境を追求するのであれば、Echo Studioを2台揃えてペアリングし、Fire TV Cubeと組み合わせてホームシアターを楽しむのがおすすめだ。テレビの左右にEcho Studioを1台ずつ余裕を持って置けるスペースを確保できるラック、またはスピーカースタンドも揃えたい。

3Dミュージックに対応するAmazonのヘッドホンやサウンドバーも出てきそう

ソニーの360 Reality Audioに対応しているハードウェアは、本稿を執筆している2019年12月末時点でEcho Studioのほかにないことから、そのコンテンツがいち早く楽しめるスピーカーシステムとして本機は要注目だ。Amazonの3Dミュージック作品は2020年にも音源がさらに増えそうなので、購入するなら今だ。

話が少し脇道にそれるが、Amazon Music HDはモバイルアプリからもハイレゾ再生が楽しめる。3Dミュージックもポータブルオーディオで楽しめるようになると、普及が一気に進むと筆者は考えている。2020年はアマゾンのEchoシリーズから、3Dオーディオ対応のポータブルヘッドホンが登場するのではないだろうか。

Echo Studioのサウンドは、もはやガジェットとしてのスマートスピーカーの域を超え、本格的なオーディオコンポーネントの仕上がりに到達している。その効果を最大化するためには、設置方法にも気を配りたい。アマゾンもスピーカースタンドやオーディオボード、あるいはEchoシリーズとテレビをスタイリッシュに置ける専用ハードラックなど、オーディオアクセサリーの提案を始めるべき時が来ていると思う。

それでもやはりEcho Studioは少し大きいので、リビングの設置はためらわれるという方もいると思う。この充実した機能をさらに “Echo Studio Mini” のように小型化することはできないのだろうか。

Echo Studioは本体にACアダプターを内蔵しているので、大柄に見えるが実はスリムな設置ができる

現在の筐体が電源を内蔵し、ACアダプターを使わずにスリムなメガネ型電源ケーブルの接続だけで設置できるようにしていることを考えれば、これが現時点でアマゾンが考える、最高のサウンド体験が楽しめるミニマムサイズなのかもしれない。

あるいはもう少しスリムに3Dオーディオ再生が楽しめる、サウンドバー+サブウーファーのパッケージ “Echo Theater” のように多彩なハードウェアの展開も有り得るだろう。2020年のアマゾンの次の一手がとても楽しみだ。

(山本 敦)

前のページ 1 2 3 次のページ

関連記事