大容量化のみならず音質も向上

【AEx2020銅賞】さらなる躍進を遂げたDELA“N1シリーズ”第3世代「N1Z/3」「N1A/3」の魅力を探る

角田郁雄

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2019年11月21日
2014年にネットオーディオ用のNASとして登場し、ネットワークトランスポートとしてもオーディオ愛好家に愛されてきた“N1シリーズ”。その第3世代「N1A/3」「N1Z/3」がこの度登場した。ファームウェアのみならずハードウェアもアップデートし、SSD/HDDの選択肢の拡大と大容量化、そして音質の大幅な向上を実現し、N1A/3はオーディオ銘機賞を、N1Z/3については銅賞を受賞した。この2モデルを角田郁雄氏がレビューする。


選択肢が増えたN1シリーズ。N1AはSSDモデルも登場

ネットワーク再生の難しさをドラスティックに改善し、一般的なNASという領域を超え、常に使いやすさ、音質を進化させているメルコシンクレッツ。

今秋、第3世代となるハイレゾ・ミュージックサーバー「N1A/3」と、デュアル電源ユニット搭載のフラッグシップモデル「N1Z/3」を発売した。両モデル共に、高品位なCPUデジタル処理部と充実した電源を搭載していることに加え、素晴らしい3つの特徴を備えている製品だ。

ミュージックサーバー「N1Z/3」2TB SSD搭載モデル:¥240,000(税抜・以下同)/6TB HDD搭載モデル:¥240,000/3TB HDD搭載モデル:¥180,000

ひとつ目は、さらなる大容量化とHDDとSSDのバリエーションの拡大である。N1A/3は、3.5インチ3TB HDD1基仕様と2基仕様、そして、2.5インチ2TB SSD1基仕様を用意。N1Z/3は、2.5インチ3TB HDD2基仕様と2.5インチ2TBSSD1基仕様、そして、2.5インチ4TB SSD1基仕様を用意した。

搭載するHDD及びSSDは同社が性能音質を検証したストレージで、特にN1Z/3のSSDは、「N1ZS/2A」にも搭載された独自のHS-S4というスペシャル仕様である。AVシアターシステムにもマッチするよう、ストレージの仕様にかかわらずブラックモデルも同価格で選択できるとのことだ。

2つ目は、メルコ・ファンや私も待望していた「メルコWebリモコン」機能を搭載したことである(本機はヴァージョン4.0から対応、前モデルは有償アップグレードで対応)。

これは、パソコンやiPadなどのインターネットブラウザから、設定変更はもちろん、従来なら本体でしか操作できなかったCDトランスポート機能やUSB-DAC接続でのローカルプレイまでも行えるという機能である。

本体のWebリモコン機能をオンにし、本体ホーム画面に表示されたIPアドレスをブラウザに入力するだけでリモート操作が可能となる。表示画面部分はワンタッチで拡大表示ができ、またページをホーム画面に登録しておけば、アプリと同じ様に起動できる。

3つ目は、本体のボタン操作で選曲ができ、USB-DAC接続時はそのまま再生も可能な機能「メルコ・ローカルプレイ」の進化である。再生経過時間に加え、曲名、アーティスト名の表示にも対応したほか、ホーム画面やメニューが一新され、配信時やネットワーク再生時の曲名表示やCDリッピングも一層便利になっている。またハード面では、HDD、SSDの堅牢さも改善している。

私は今回、Macを使用し、Webリモコンを試してみたが、リスニングチェアに座りながら設定を簡単かつスムーズに行えることに感心させられた。また、USB-DAC接続時の再生もWebリモコンで試してみたが、本体制御より楽々と選曲再生できることに、大きな魅力を感じ取った。

N1Z/3(写真左)とN1A/3(写真右)のリア部

目を見張る音質向上。着実に進化するDELA

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