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BT対応レコードプレーヤー「SPUN OUT」も登場

6千円以下&超小型、JAM Audio完全ワイヤレス「Live Loud」レビュー。低音好きなら要チェック!

公開日 2019/11/19 06:00 高橋 敦
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星野源さん「POP VIRUS」を聴くと、アコースティックギター弾き語りによる繊細な導入部分から、ベースやシンセが入ってくるところがこのイヤホンの本領発揮。そのベースやシンセのぶっとくて分厚いサウンドを、まさにぶっとくて分厚いサウンドとして再生してくれるのだ。おかげで全体のスケール感が際立ち、そしてそのスケール感との対比によって、導入部などの繊細さも引き立つというわけだ。

名前の通り、迫力のある低音サウンドが魅力。荷物にならず、ふと音楽を聴きたくなった時にさっと取り出せるコンパクトさに装着安定性、そして超低域までカバーする再生力と「+α」の魅力がもりだくさん

低音再生をさらにチェックしてみる。特に感心したのは、ベースの太さなどをプッシュする分かりやすい低域だけではなく、それよりもさらに低い周波数の超低域までもしっかりカバーできていることだ。

Robert Glasper Experiment「Human」では、ベースが超低域成分まで豊かに含んでおり、その帯域を再現できないイヤホンで聴くと、ベースの上半身にあたる低域だけが太ってしまい、重心が上に浮いた感じになってしまう。

対してこのモデルは、ベースの下半身に当たる超低域も十分に再現してくれて、ベースの重心、ひいては曲の重心を正しく描き出してくれる。クラブ系の曲やその影響を受けたエレクトリックなサウンドを好む方には特に、このように確かな低音再生能力を持つイヤホンをおすすめしたい。

税込で6,000円を切る価格ながら、超コンパクトなケースと名前通りの迫力を叩き出す低音再生能力という「+α」要素を備えたJAM Audioの「Live Loud」。激戦のエントリークラス完全ワイヤレスイヤホンにおいても、確かな存在感を発揮することだろう。

(高橋 敦)



スピーカー、イヤホン…だけじゃない!JAM Audioのワイヤレスレコードプレーヤー登場

米国発のワイヤレスオーディオブランド「JAM Audio」は、“リーズナブルな価格でプレミアムな音質を提供する”というコンセプトのもと、主力プロダクトのBluetoothスピーカーを中心に多彩なオーディオ製品を手がけている。

JAM Audioからワイヤレスレコードプレーヤー「SPUN OUT」が登場

そんなJAM Audioから、Bluetooth機能を搭載したワイヤレス対応レコードプレーヤー「SPUN OUT」が登場した。価格は税込13,640円と、Live Loudなどと並んで本機もお手頃な価格を実現。レコードを再生するだけでなく、USB端子にPCにつなぐことで、MP3形式で音源をデジタル化することも可能で、初心者にも使いやすい操作性と、最新機能も両立している。

ワイヤレスレンジは約10m。たとえば「Double Chill」など同社のデュアルペアリング対応スピーカーと簡単にペアリングでき、2台用いたステレオ再生でレコードを楽しむこともできる。またフロント部分にはヘッドホン端子も装備されているので、手持ちのヘッドホンと組み合わせて聴くことも容易だ。

ヘッドホン端子も装備されているので、手持ちのヘッドホンと組み合わせて楽しむこともできる

SPUN OUTは、最新のテクノロジーを搭載しながらも手の届く価格で、レコードの温かみのある豊かなサウンドを楽しめる、まさにJAM Audioのコンセプトを体現する製品といえる。レコード再生に興味のある方はぜひ試してみてほしい。

(PHILE WEB編集部)




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