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音質やノイキャンなど様々な面を比べた

アップル「AirPods Pro」の凄いところ、残念なところ。ソニー「WF-1000XM3」と比較レビュー

2019/11/01 編集部:風間雄介
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音が切れにくいのはAirPods Pro

続いて、音の途切れにくさをチェックする。最初に結論から言うと、これはAirPods Proに軍配が上がる。AirPods Proを着けて1日色々なところを歩き回って、切れたのは1回だけだった。それに対してWF-1000XM3は、特に音質優先モードにしていると、ターミナル駅では何度も音切れすることがある。

AirPods Proの接続性能は優秀だと思うが、一方でこの2-3年、通常のAirPodsを着けている際、ほとんど音切れを経験したことがなかった。だから1日の使用で、たとえ1回でも音が切れたというのは、逆に意外だった。こと音切れに関していうと、通常のAirPodsの方が性能がよいのかもしれない。

音切れの優秀さは従来のAirPodsを引き継いでいる

AirPods Proになく残念な機能も

もうひとつ、WF-1000XM3にはあって、AirPods Proにはない便利な機能を挙げておこう。クイックアテンションモードだ。音楽を再生中、ボタンを長押しすると、音楽再生のボリュームがグッと下がり、同時に一時的に外音取り込みモードに切り替わる。指を離すとボリュームが戻り、ノイキャン状態に復帰する。急に話しかけられたときなどにすごく便利だ。

この機能がないAirPods Proでは、一旦再生を停止し、必要に応じて外部音取り込みモードに切り替えなければならない。そして用事が済んだら、再び再生をスタートさせ、ノイキャンモードに切り替える必要がある。面倒なことこの上ない。もちろん片側のイヤホンを一旦外すという方法もあるが、あまりスマートとはいえないし、頻繁に行うとイヤホンを下に落とす危険性が高まる。

一時的にヒアスルーモードにする機能は、ソニーだけではなく他社製品にもあるものなので、今後、AirPods Proでも同種の機能を追加して欲しいものだ。

もうひとつAirPodsに欲しかった機能は、声によるアナウンス機能だ。バッテリー残量やモードを音声で教えてくれたら、「いまどのモードだったっけ」などと考える必要がなくなる。これも他社では当たり前の機能なので、あえて採用しなかったのだろうが、あった方が安心、というユーザーは多いだろう。

AirPods Proを耳から外すと、たまにこうなってしまう…

ケースは圧倒的にAirPods Proの方が小さい

そのほか両モデルは、防水性能の有無、ケースサイズ、バッテリー持続時間など様々な違いがある。スペックは公式サイトで確認できるので割愛するが、ケースはAirPods Proが圧倒的に小さく、使いやすいことも付け加えておこう。



アップル「AirPods Pro」とソニー「WF-1000XM3」、2つの人気モデルを比べてみた。使いやすさ重視でふだん使いのお供に選ぶならAirPods Pro、音質を最重視するならWF-1000XM3、というのが私の感想だが、途中で何度も述べたように、個々の好み、こだわりポイントの違いによっても変わってくる。

実際に試せる場所が近くにある方は、ぜひ比べて使ってみてほしい。2つの製品はどちらもハイレベルだが、異なる方向を目指しているということがよくわかるはずだ。

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