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【特別企画】効果的な活用方法とは?

フルテックのケーブルインシュレーター「NCF Booster-Signal」の活用方法を、専門店に聞く<part2>

2019/01/17 季刊オーディオアクセサリー編集部
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NCF Booster-Signalのお薦めする使いこなし〜相模原・オーディオスクェア相模原店
オーディオスクェア相模原店(コメント回答/中田さん)
神奈川県相模原市中央区横山1-1-1 ノジマ相模原本店内 TEL/042-730-1326
オーディオスクェアのウェブサイトはこちら


オーディオスクェア相模原店の店内
フルテック NCF Booster-Signalのお薦めポイントをレポートします。NCF Booster-Signalを正攻法で使用するとなれば、一番はスピーカーケーブルを床面から浮かせる、ケーブルインシュレーターとしての使用法です。効果はとても分かりやすく、ノイズレベルが下がり、S/Nの向上効果から明らかに音数が増えて、空間の再現性も向上します。


スピーカーケーブルを「NCF Booster-Signal」で床から完全に浮かせると、床との悪影響を排除できる
この使用方法には、最低4個の初期投資が必要になりますので、効果を実感した方でなければ手を出しずらいこともあるでしょう。そこで当店では、まず1個を購入して、ご自宅で効果を体感してもらうようにしています。

次に推奨したいのは、機器へ接続する電源ケーブルのインレットコネクター部です。こちらでもS/Nの向上はもちろん、低域の解像力が上がるのに加えて、力感、量感がアップします。これはとてもお薦めできる使用場所です。

機器の電源インレット端子へ挿す電源ケーブル部を「NCF Booster-Signal」で支えた例。端子の位置によっては「NCF Booster」を使う必要のある機器もある

また、機器に接続するインターコネクトケーブルのプラグの下も効果的です。こちらは電源のコネクター部とは違って、力感が増すという感じではありませんね。どちらかというと、エネルギーバランスが整い、すっきりとした音場を展開します。

インターコネクトケーブルの端子部を「NCF Booster-Signal」で支えた例。RCAピンだけでなく、キャノンバランス端子でも効果を発揮する

補足をすると、NCF Booster-Signalよりも姉妹モデルとなる「NCF Booster」の方が効果は劇的です。こちらは効き過ぎて使用しづらいようなケースもあるようですが、一方でNCF Booster-Signalは細かい調整にも使い易いのです。正直なところ、個人的にはNCF Booster-SignalもNCF Boosterもできるだけいっぱい欲しいですね。

NCF Booster-Signalの使いこなしは工夫次第(編集部)

世界中の“音のプロ”達も優れた効果を認める、フルテックの「NCF Booster-Signal」。本企画のpart1とpart2で2回にわたりご紹介してきたように、さまざまな場所に、好みや予算に応じて導入していくことができる、たいへん優れたクオリティアップ・アクセサリーである。

共通で使える姉妹モデルの「NCF Booster」を含めて、組み合わせられるオプションも豊富に揃えられており、その適応箇所と使いこなしは工夫次第で多彩に広げられる。なおかつ嬉しいことに、予算に合わせて段階的に応用発展させることもできるのも、このNCF Boosterシリーズの特徴だ。

フルテックのコネクター/ケーブルホルダーは、信号系など幅広く使えるフラットタイプの「NCF Booster-Signal」(19,800円・税抜、写真左)と、電源用に好適な「NCF Booster」(32,800円・税抜、写真右)をラインアップ

しかもその効果は、理想的なルームチューン・テクニックにも通じる、従来のケーブルインシュレーターの域を超えるものといってよいだろう。いま愛用している手持ちのオーディオシステムと、現状の室内環境に挿入するだけで、買い換えたり大改装をしなくても、その持てる実力を最大限に引き出してくれる嬉しいアイテムなのだ。

本記事を参考に、まずは1カ所、あなたのオーディオシステムでも「NCF Booster-Signal」効果を体験してみてはいかがだろうか。

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