旗艦UHD BDプレーヤー

パイオニア「UDP-LX800」画質レビュー。前人未踏のS/Nで4K映像のリアリティを余さず引き出す

小原 由夫

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2019年01月17日
「徹頭徹尾の高S/N追求」。LD(レーザーディスク)から始まる歴代のパイオニア製ビデオプレーヤーに貫かれた画質思想は、そうした考え方に基づくと私は認識しているが、この度発売されたユニバーサルプレーヤー「UDP-LX800」にも同様の思想が反映されていると、今回の自宅テストを通じて強く実感した次第である。

「UDP-LX800」¥365,000(税抜)

先代のフラグシップ機「BDP-LX88」が発売されたのが2014年。以来ほぼ4年が経過したわけだが、その間にUHD BDが登場し、AVファンの誰しもがBDP-LX88に代わる対応機の登場を待ち望んだ。予想以上に時間は掛かってしまったが、そんな枯渇感を充分に潤してくれるポテンシャルをUDP-LX800は備えている。

長年のノウハウに基づく設計で、ノイズレスの画質を徹底追求

本機のビデオプロセッシングのコアデバイスは、MediaTek製。2018年半ばに市場から撤退したOPPO「UDP-205」と同じだ。しかし、パイオニア技術陣は、供給元との綿密なやりとりによって、アプリケーション(外付けの周辺回路)に独自の工夫を盛り込むことができ、徹底した画質追求が可能となったという。

また、今回の目玉の機能のひとつに、「トランスポート機能」がある。これは、HDMI出力のみを動作させるような使い方の際にアナログ回路用電源トランスの一次側への給電を止め、回路そのものを完全にシャットダウンさせることで、HDMIのS/N感をさらに向上させ、映像/音声とも、より品位の高い再生を可能としたものだ。

本体前面のボタンから「TRANSPORT」モードにアクセスできる

トランスポート機能により、アナログ回路を電源から遮断してデジタル出力に専念させられる

シャーシの振動やメカニズムの共振も、優れた画質を獲得するためには排除しなければならない。そのため筐体内部を3分割構造とし、電気的・磁気的な相互干渉を防ぐと共に、各ブロック間に強靭な梁を設け、一段と頑強な筐体構造を実現している。

筐体に施された数々の制振機構

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