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「NCF Booster-Signal」

プロが使いたくなる理由は? フルテックのケーブルインシュレーターの活用術を専門店に聞いた<part1>

2019/01/11 季刊オーディオアクセサリー編集部
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オーディオ販売店とユーザーの実例に見る効果的な使い方を紹介-part1-

フルテックの「NCF Booster-Signal」は、さまざまなケーブル周りの環境を理想化することで、いままで埋もれていた音の情報を引き出す新しいクオリティアップアイテムだ。オーディオ専門店は、販売する機器やケーブル本来の性能を引き出すため、店内のデモンストレーションにも「NCF Booster-Signal」を積極的に活用している。これは、音のプロとしての豊富な経験に基づき、確かな効果を評価しているからこその導入といえるだろう。

では、オーディオ専門店はどんな使い方を実践して、またユーザーにどんな導入方法を薦めているのだろうか。6つの販売店およびユーザーの実例から探ってみることとしよう。今回は、その第一回目、3店舗をレポートする。

NCF Booster-Signalのお薦めする使いこなし − 福岡・アートクルー
福岡県・アートクルー(コメント回答/山本さん)
福岡県福岡市早良区西新7-1-9 TEL/092-842-2555
アートクルーのウェブサイトはこちら

アートクルー店内。「NCF Booster-Signal」をプリ・パワー間に使い、その有無で効果を確認いただいている

音を追求するユーザーは、ケーブルを糸で吊るしたり洗濯バサミで浮かしたり、以前からいろいろな努力をされてきました。現在、アクセサリーメーカーから多種のケーブルインシュレーターが発売され、機器だけに頼らない音質アップが可能になりました。

当社がフルテックの「NCF Booster-Signal」をお薦めする理由は、固有のキャラクターや雑味が少ない上に、楽器の分解能(混濁感改善)や3Dのような立体音場再現に優れているからです。また高さの変更ができるので、エネルギーバランスの調整や他のケーブルと接触しないレイアウトも可能になることも魅力です。

店内ではプリ・パワー間に使って、有りと無しを確認いただいています。一般的なお客様には、まずはスピーカーケーブルに使い、効果に満足されたら、次は電源ケーブルと提案しています。

「NCF Booster-Signal」ユーザー宅のオーディオシステム。主役となるスピーカーはもちろん、部屋や電源環境にも配慮

こちらはソース機器とアンプ群。いずれも最高峰の音を追求して設計された機器達だ

写真のお客様は、アバンギャルドのAvantgarde TRIOを最高の環境で聴きたいと家を新築された方で、家の半分をオーディオルームが占めます。オーディオルームの設計は日本音響、マイ柱上トランスとアース工事が出水電器と、とことん音(音楽)を追求されています。

プリ・パワー間のラインケーブルにセットされた「NCF Booster-Signal」

スピーカーケーブルにセットされた「NCF Booster-Signal」

自身のシステムについては、「移転後、約1年の間に幾度かセッティングを微調整してきました。ようやくスケール感や全帯域のバランス、音色の統一など満足ができるようになりました」とのことです。さらなるステップとしてプリ・パワー間のラインケーブル(約8m)に、「NCF Booster-Signal」を12個、試聴のうえで高評価をいただきました。次にスピーカーケーブルでも8個を試聴いただき、いずれもご購入されて現在に至ります。

電源系のケーブルと信号系のケーブルを効率良く分離し、そして理想的な環境を整える

NCF Booster-Signalユーザーの感想

「20個のNCF Booster-Signalを設置しました。改めて、ケーブルが床からの振動から悪影響を受けていることが一聴して分かりました。楽器の分離、鮮明度、解像度が格段に向上しました。またSN比も高まり、前後左右のステージ間もいままで以上に感じます。今後はベースユニットの高さを調整しながら、より再生音を追い込んで音楽を楽しみたいと思います」

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