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ViewSonic「PX727-4K」は “アニメにしっくり” な4Kプロジェクター! その理由は2つの画質モードにあった

編集部:押野 由宇

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2018年12月19日


『君の名は。』


4K/HDRでアニメ鑑賞となれば外すわけにはいかないタイトルだ。Ultra HD Blu-rayをセットにした「Blu-rayコレクターズ・エディション」は、まだ再生環境が整っていないけれどとりあえず購入した、という方も多いはず。PX727-4Kは4K/HDRシアターの入り口に最適なモデルであることからも、その見え方はチェックしておきたい。


実際に視聴してみると、解像感の高さはもちろんのこと、HDRらしい光の描写をめいっぱい楽しむことができた。三葉、四葉、一葉の3人で御神体に向かう山中のシーン、木々の合間から差し込む陽光の自然さ、湖面に反射するきらめき、一方で人の顔に当たった光は明るくなり過ぎていないなど、「光」の表現の幅広さがHDRの利点だと感じるが、そんな様々な「光」が画面内に溢れている。これはもちろん、ティアマト彗星にも言えることだ。人々が空を流れる光の帯に目を奪われた、その美しさがより正確に伝わってくる。

また4K/HDRらしい豊かな色彩表現も、鮮やかに再現してくれる。新海作品で見られる写実的でありながらアニメ的に美しく描かれた背景が、細部まで存在感を持つようになり、立体的な奥行きが生まれている。そして何より、感動が最高潮に高まるラストシーン、画面が大きい分だけその感動値が乗算されているようだ。何度見たか分からないシーンにも関わらず、鳥肌が立った。

『甲鉄城のカバネリ』


和風スチームパンク+ゾンビもの+美樹本晴彦のキャラデザ+澤野弘之と、ストーリーも画も音楽もハイレベルな作品。巨大な装甲蒸気機関車で各地を移動し、そこに向けて大量の怪物(カバネ)が襲い来るなど、大画面映えするシーンが随所にあるのもポイントだ。

全体としてカラフルながら少し淡めな色使いがされており、そしてノイタミナ枠らしい破綻のない作画と相まって、画面が大きいだけで劇場作品のような雰囲気が出る。日が落ちたあとのシーンも多いため暗部の描写が求められるが、多少の黒浮きは感じられるものの、暗闇から現れるグレー/緑がかった体色のカバネの描き分けがしっかりできている。

最近の作品であるものの、美樹本晴彦のキャラクターに「Movie」モードがマッチし、キャラクターが生き生きとする。生気のない顔色の生駒はともかく、無名は年相応の少女らしさがさらに出てきた。キャラクターは『マクロス』、背景はデジタルのような組み合わせが面白い。

●『カウボーイビバップ』


さて、いま見ても新鮮に格好いいものの、映像自体は古い作品ではどうか。やはり90年代の作品には「Movie」モードがこれ以上なく合う。もともとの画に色の濃さがあるが、それをさらに濃くするというより、当時の雰囲気を足しているような印象だ。リアルタイムの放送時を思い出したが、そのサイズは比べ物にならない。この大画面で繰り広げられる “スペースジャズ” は記憶にないものだ。

さて、PX727-4Kはスピーカーも内蔵しているため、これ1台で音の再生もできる。少なくとも1人暮らしの6〜8畳間には十分な音量が確保できるが、オープニング「Tank!」に代表される菅野よう子のサウンドをより楽しむなら外部スピーカーを使おう。3.5mmのアナログ音声ケーブルで接続するだけなので、簡単に増設できる。

別の使い方1:ブラウザゲームやアプリを大画面で

PX727-4Kには映像入力端子としてHDMIを2系統備えている。つまりパソコンなどからHDMIで出力すれば、ブラウザゲームなどを大画面で表示することができるわけだ。周回することが多く、照明を落としてプロジェクターを起動して、という手間を掛けて常に投写するのは現実的ではないが、自分の育てている推しが等身大に表示できるのは嬉しさがある。


格闘アニメもアイドルアニメも

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