小型サイズでヘッドホンもスピーカーも

“手のひらシアター” XROUND「XPUMP」レビュー。独自サラウンドでスマホやPCのサウンドが劇的進化!

山本 敦

前のページ 1 2 3 4 5 次のページ

2018年08月20日

Windows/Macのどちらの環境で使う場合も、ドライバーのインストールや面倒なシステム設定は不要。パッケージに同梱されているケーブルをつなぐだけで、簡単に最小スペースのサラウンド再生環境を構築できるのが素晴らしい。さらに本体には約7時間連続で駆動できるバッテリーも内蔵されており、外出先でも使える。

PCと接続する場合は、基本的にUSBケーブルで繋ぐだけで良い

スマホ、タブレットの動画視聴を大迫力かつクリアな音声で楽しめる

いよいよ、XPUMPの試聴だ。今回スマホには「Xperia XZ1」、タブレットとして「iPad Pro」、そしてPCは「MacBook Air」を使用した。

まずは映画をXperia XZ1で視聴。シンプルにXperiaのイヤホン端子とXPUMPの音声入力をステレオミニケーブルでつないで聴いてみた。

イヤホンジャックを持つXperia XZ1とアナログ接続を行う

Amazonプライム・ビデオで配信されている『機動戦士ガンダム サンダーボルト』は、硬派でダークなストーリーを渋いジャズの楽曲が引き立てる異色の“オトナ向けガンダム”だ。宇宙での戦闘シーンはウッドベースの太い旋律が力強く響く。低音のうねりに、ピアノの繊細なメロディがかき消されてしまうことなく伸びやかにうたう。

物語の大半を占める戦闘シーンでは、登場人物のダイアローグに効果音が激しく混ざり合う。ところがどんな場面でも、XPUMPを通して聴くサウンドは、小さな粒までキリッと立って、立体的にきこえる。登場人物たちの会話にこもる緊張感が、XPUMPを通して耳の奥にしっかりと届くリアリティがある。

本体のレベルは「2」を選ぶと低音がほどよく増幅され、左右の広がり感が勢いを増してくる。戦艦の甲板を貫く重低音が腹の底に響いてくる圧力は、Xperia単体ではいわずもがな、生半可なオーディオアンプでも出せないレベルだ。

ダリル・ローレンツ曹長が駆るサイコザクのバーニアの炎の温度までもがピリピリと肌に伝わってくる。気がついたらXPUMPの音に魅了され、ファーストシーズンの全4話をいっき見していた。

なお、XZ1の後継機「Xperia XZ2」のようにUSB出力しか持たないAndroidスマホも、USB/イヤホンジャックの変換アダプターを使うか、またはUSB-OTGケーブルを用意してデジタル接続でも使えるので安心してXPUMPを導入できそうだ。

増えつつあるUSB Type-C搭載スマホとも簡単に繋ぐことができるだろう

迫力は充分、その上で聴きやすさもある

前のページ 1 2 3 4 5 次のページ

関連リンク

関連記事