小型サイズでヘッドホンもスピーカーも

“手のひらシアター” XROUND「XPUMP」レビュー。独自サラウンドでスマホやPCのサウンドが劇的進化!

山本 敦

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2018年08月20日
台湾・Embrace Audio Labが開発した、小型サラウンドプロセッサー「XPUMP」。独自の音声信号処理技術「XROUND」で自然なサラウンド効果を生み、スマートフォンやPCのコンテンツから、さらなる楽しさを引き出してくれるこのデバイスを、山本敦氏がレポートする。

XROUND「XPUMP」(予想実売価格15,000円前後)

いまやスマホやPCは、音楽や映画、ゲームなどのエンターテインメントを楽しむために欠かせない。だがそのスピーカーの音は、決して満足できるものではない。

もちろんヘッドホンやイヤホンを使う方法もあるし、ノイズキャンセリング機能があればアウトドアでも静かなリスニング環境が得られる。だが、息を呑むようなリアリティや没入感をコンテンツから引き出すには物足りない。

そんなモバイル・PCエンターテイメントに、最先端のデジタルオーディオ技術によって革新をもたらそうとしているのが、台湾のEmbrace Audio Labだ。そして今回レビューする同社初のプロダクトが、独自の音声信号処理技術「XROUND」を搭載した、スティック型の小型サラウンドプロセッサー「XPUMP」だ。

付属のポーチに入れて持ち運べる小型デバイスだ

Embrace Audio Labのバックボーン ― 業務用デバイス開発で培われた音づくり

Embrace Audio Labは、音響工学のスペシャリストたちが2015年に設立した。オーディオのハードとソフトの間にある垣根を取り払い、音楽のエッセンスを壊すことなく、より精彩なリスニング体験を、デジタルオーディオの技術を駆使しながら真摯に探求する ― それが彼らの掲げるテーマだ。

XPUMPはまずクラウドファンディングで出資を募り、大成功を収めた。続いて日本でも発売され、量販店やヘッドホン・イヤホン専門店でも取り扱いを開始。注目度が日増しに高まっている。

筆者は2016年、海外での取材時に、Embrace Audio Lab社CEOのPeng Lee氏を取材した。当時まだ開発中だったXPUMPを聞いたが、とにかく自然なサラウンド効果や細かなニュアンスの表現力が図抜けていた。音づくりのセンスの良さに脱帽した。

製品版になって、さらにそこから大きく進化したと聞いており、今回試すのを楽しみにしていた。次ページからは、いよいよ実際にXPUMPをハンドリングしていこう。

XPUMPの機能と各部を見る

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