コンパクトかつスタイリッシュ

定番モデルに仲間入り? オーディオテクニカ “SOLID BASS” 初のBluetoothスピーカーをテスト

海上 忍

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2018年08月08日
オーディオテクニカ“SOLID BASS”シリーズに登場したBluetoothスピーカー「AT-SBS70BT」「AT-SBS50BT」をレビュー。コンパクト&シンプルながら、同社らしく音質にこだわった両モデルを海上忍氏がレポートしていく。

「AT-SBS70BT」(左)と「AT-SBS50BT」(右)

音にこだわったシンプルなBluetoothスピーカー登場

ワイヤレススピーカーといえばBluetoothというご時世だが、その要諦は"シンプルさ"にあるような気がしてならない。ハイレゾ対応をうたうべくUSBメモリー再生に対応した製品、Apple製品向けの再生規格・AirPlayを利用する製品、左右チャンネルを2基に割り振る完全ワイヤレス機などなど、Bluetoothスピーカーにも亜種・バリエーションは豊富にあるが、本当に必要な機能かと訊ねられると返答に詰まってしまう。

「AT-SBS70BT」¥OPEN(予想実売価格17,000円前後)

「AT-SBS50BT」¥OPEN(予想実売価格10,000円前後)

SOLID BASSシリーズでは初となるワイヤレス/Bluetoothスピーカー「AT-SBS70BT」と「AT-SBS50BT」は、シンプルさが身上だ。ユニット数は違えどフルレンジスピーカーとパッシブラジエーターという構成は共通、主な音源はスマートフォンやDAPとなる(3.5mmステレオミニ入力も可)。バッテリー駆動で設置は自由、机や床にポンと置くだけでいい。どちらもIPX5相当の防水性能を備えるから、屋外での使用も安心だ。

機能はシンプルだが、設計はよく練られている。飯ごうを細長くしたような形状のAT-SBS70BTは、φ53mmのフルレンジユニット2基(8W+8W)を搭載、低域を同じく2基のパッシブラジエーターで補完する。パッシブラジエーターは天面に配置され、その上部には音を全方位に拡散するディフューザーが設けられている。

AT-SBS70BTの筐体上面

AT-SBS70BTの筐体底面

スキットルをひと回り大きくしたようなAT-SBS50BTは、φ40mmのフルレンジユニットを1基搭載。こちらもパッシブラジエーターを2基搭載するが、AT-SBS70BTとは異なり縦置き/横置きの2とおりの設置に対応する都合上、底面と天面(横置き時は左右側面)に1基づつ割り当てられている。音を拡散させる役割のディフューザーも同様だ。

AT-SBS50BTを横置きにしたときの底面側。ラバーの接地部が設けられている

AT-SBS50BTの天面/底面部

音質を左右する要素でもうひとつの違いが「コーデック」だ。AT-SBS70BTはSBCとAACにくわえてaptXにも対応するが、AT-SBS50BTはSBCとAACのみ。使用するスマートフォンがiPhoneであれば差は生じないが、aptX対応端末が多いAndroidの場合は気になるところ。AT-SBS70BTはACアダプター付属だがAT-SBS50BTは充電用USBケーブルのみという給電方法の違いもあり、選択の際にはよくよく考えておきたい部分といえる。

スピーディーで量感ある低域とヌケよく透明感ある中域

試聴にはiPhone Xを利用し、CDからリッピングした音源(ALAC)とストリーミングサービス(Google Play Music)を再生した。なお、試聴する音源は今回、AACで統一している。

「快活」なSBS70BT、「機転」のSBS50BT

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