「一度は聴いてほしい」個性に溢れる

“イヤホン切り込み隊長”が自腹を切った! AKG「N5005」購入を決めた『5つのポイント』

編集部:成藤正宣

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2018年07月12日
当編集部には、自腹でイヤホンを買っては聴き、聴きは買ってを繰り返す、 “イヤホン切り込み隊長” と呼ばれている男がいる。

イヤホン大好きの編集部員、人呼んで “切り込み隊長”

エントリークラスからハイエンド問わず、集め続けたイヤホンは60本以上。「そんなに持っていてどうするんだ?」という疑問に「個性の強いモデルを選んでいるので、全部ローテーションして楽しんでいます」と返す生粋のイヤホン好きである。

これまで買ったイヤホンは60本以上

さて先日、AKGから満を持して、ハイエンドイヤホン「N5005」が発売された。2011年9月、14万円前後で発売された「K3003」から7年弱を経て登場した、第2の “10万円クラス”。AKG公式サイトでも力の入った特設ページが用意されるなど、ブランドとしても期待度が高いことが窺える。

「AKG N5005」(¥99,880/税抜)

この注目モデルに対し、機を逸し続けたイヤホン切り込み隊長が初試聴に至ったのは、発売日を1ヶ月も過ぎた4月の終わりのこと。ようやく耳にした際の彼のファーストインプレッションを記しておこう。

……これ凄いっすね

翌月、その手にはN5005が握られていた。


試聴から即座に購入まで至ったのは、その個性に惚れ込んでしまったから。実際に1ユーザーの視点から、イヤホン切り込み隊長がN5005の “5つのポイント” をレポートする。

【その1】思わずハマってしまう「低音の深み」
【その2】中・高音もバランス良く、低音との調和もgood
【その3】デザインは踏襲しつつ、セラミック素材で高められた質感
【その4】高品質ケーブルも奢った、充実し過ぎの同梱ケーブル
【その5】フィルター/イヤーピースの交換で、自分好みを追究し放題

【その1】思わずハマってしまう「低音の深み」

N5005を購入した最大の「決め手」について、まずは述べてしまいたい。それは初めての試聴で体感した「低音の深み」だ。

N5005で真っ先に聴いた曲は、その時マイブームだったグラハム・セントラル・ステーションの「POW」という曲(アルバム『My Radio Sure Sounds Good to Me 』収録)。プレーヤーは愛用のウォークマン「NW-WM1A」、N5005には「REFERENCE SOUND」のフィルター、3.5mmプラグの通常ケーブルを使用した。

凄腕ベーシスト、ラリー・グラハムのスラップベースで有名な「POW」だが、まず曲頭で流れ出すSFチックな効果音を聴いた時点で、N5005の音に惹きつけられてしまった。なにせ、地鳴りのように深く、響く低音を引き出してくるのだ。

グラハム・セントラル・ステーション「POW」

掴みはそれでバッチリ。続く “本編” ラリー・グラハムのスラッピングは、弦が勢いよく弾かれて生まれるアタック、野太いサスティンの両方がしっかり楽しめる。バスドラムはヘッドが “バフッ” と空気を押し出す音まで力強く、重量感もたっぷり。

単純に音圧を高くした「量のある低音」ではなく、豊かな余韻や厚みも含めた「深い低音」を聴かせるN5005に、一発で魅了されてしまった。

魅力は低音だけじゃない

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