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付属ケーブルも有効活用

スマホで聴くフラグシップの音質。AKG「N5005」とスマホ&タブレット組み合わせ検証

公開日 2018/05/24 09:00 野村 ケンジ
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■最新タブレットでも試聴、ファーウェイ「MediaPad M5」との組み合わせ

最後に、タブレットを試聴してみた。製品は、5月10日に発表されたばかりのファーウェイ「MediaPad M5」だ。こちらの製品、10.8インチ液晶パネル搭載の「MediaPad M5 Pro」もあるが、聴き比べてみたところ、クオリティにそれほど差がなかったこともあり、今回は8.4インチ液晶パネルのMediaPad M5にフォーカスして試聴レビューをお届けしたいと思う。

こちらの製品、実は3.5mmアナログ出力端子が本体に付属していない。イヤホンを接続したい場合は、付属のUSB Type-C → 3.5mmステレオミニジャック変換ケーブルを利用する必要があるのだが、Lightning変換ケーブルとは異なりケーブル内部にDACが内蔵されているわけでは無く、あくまでも変換ケーブルでしかない。USB Type-Cは、アナログオーディオ出力を扱うこともできるため、DA変換などは本体内部のシステムを利用していることになる。

そのあたりが不利に働くかと思いきや、音質的にはなかなかのレベル。V30+に近い、明るく朗らかなサウンドで、フォーカス感も良好なため、リズミカルでテンポの良い演奏を聴かせてくれる。音色も自然で聴き心地も良く、N5005とはなかなかの相性といえる。“GRANBEAT”程のキレの良さ、メリハリの確かさはないものの、屋外でのながら聴きであれば、十分のクオリティレベルといえる。何よりも、いやな付帯音のない、聴き心地の良い音色に好感が持てる。こちらも、悪くない相性だ。

◇ ◇ ◇


このように、N5005とスマートフォン&タブレットとの組み合わせは、専用DAPほどベストな相性とまで言えないものの、充分に聴き心地の良い、良質なサウンドを楽しむことができた。N5005の実力の高さとともに、懐の深さ、表現の多彩さがしっかりと伝わってきた結果だ。

もちろん、音質ファーストでスマートフォンを選ぶ人ばかりではないだろうから、今回以外に組み合わせの相性が悪いスマートフォンがあるかもしれない。その場合は、Bluetoothケーブルを利用すれば良いだけなので、心配は不要だ。N5005は、スマートフォンやタブレットでも充分に楽しめる、そう断言しよう。

(野村ケンジ)

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