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これがワイヤレス+ノイキャンヘッドホンの新たな基準! パナソニック「RP-HD600N」を聴く

折原一也

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2018年03月30日
“ワイヤレスでハイレゾ相当”音質を実現、パナソニック「RP-HD600N/500B」

パナソニックのヘッドホン・イヤホンは近年、インナー型イヤホンの「RP-HDE10」やハイレゾ対応ヘッドホンの「RP-HD10」、Technicsブランドの「EAH-T700」など、ハイレゾ対応のワイヤード機に、その音質が高く評価されたモデルが数多い。

そんな同社が、ついに「ハイレゾ相当ワイヤレス+ノイズキャンセリング」という、トレンドの最前線へ本格参入した。それが2月に発売された、ノイズキャンセリング対応ワイヤレスヘッドホン「RP-HD600N」だ(関連ニュース)。なお、ノイズキャンセリング非対応のワイヤレスヘッドホン「RP-HD500B」もすでに発売されている。

「RP-HD600N」。本体色は左からブラック、オリーブグリーン、マルーンブラウン

冒頭から思わず熱く語り出してしまったが、両モデルを実際に見て、聴いてみると、全方面においてパナソニックの“ハイレゾ・ノイズキャンセル・ワイヤレス”にかける本気度が現れているのだ。それでは早速、RP-HD600N/RP-HD500Bをレビューしていこう。

上位機は“ハイレゾ相当ワイヤレス・ノイズキャンセル”のトレンドを網羅

パナソニックのワイヤレスヘッドホンの頂点としてデビューしたのが、上位モデルのRP-HD600N、そしてノイズキャンセル機能とボイススルー機能を省いたモデルがRP-HD500Bだ。

「RP-HD500B」。本体色はブラックのみ

RP-HD600N/RP-HD500Bの高音質の思想は“ハイレゾ”対応だ。パナソニックは近年継続してハイレゾ対応製品を送り出しているが、特に現在のユーザー環境をターゲットとした取り組みとして、今回の2モデルではBluetoothのコーデックとしてLDAC & aptX HD両対応という盤石のスペックを備え、“ワイヤレスでハイレゾ相当”を打ち出している。

今年搭載モデルの増加が見込まれるAndroid 8.0が、LDACとaptX HDの採用を容易にしたこともあり、有線接続時のみハイレゾ対応ではなく、「ワイヤレスでハイレゾ相当」のヘッドホンが誕生した事になる。

筆者個人としても、AndroidスマートフォンにGRANBEATを使っているので、aptX HDですぐにワイヤレスでハイレゾ相当を実現できるのは大歓迎だ。なお、iPhoneユーザー向けにAACも対応しており、音質面で一切の妥協もナシ。すべてのデバイスで最高音質を実現する、パーフェクトなコーデック対応だ。

ハイレゾ対応ヘッドホンの音質の作り込みは、パナソニックの得意とするところ。RP-HD600N/RP-HD500Bでは、同社のハイレゾヘッドホン「RP-HD10」で初めて採用した「MLF振動板」を採用している。

両モデルとも「MLF振動板」を搭載している

独特の玉虫色の光沢を放つ振動板を記憶している人も多いと思うが、MLFとは“Multi Layer Film(マルチレイヤーフィルム)”の略。数百層にも積層された超多層フィルムによりレスポンスを高速化し、不要な残響を残さず、高い応答性と広帯域・高解像度再生を実現するという、ハイレゾに適した振動板である。従来と比較してフレームへの新・制振材料を採用したことで、さらに歪みを低減し、音の純度を高める構造が徹底された。

数百層の超多層フィルムによりレスポンスを高速化、広帯域・高解像度再生を実現するという

フレーム部には新・制御材料を採用し、さらに音の歪みを低減する構造を徹底

また、RP-HD600Nが対応する目玉機能がノイズキャンセリングへの対応だ。近年のワイヤレスブームを受け、ワイヤレスヘッドホンの購入を検討する方も多い中、ヘッドホンを選ぶ決め手となる機能の一つがノイズキャンセリングだろう。

ノイズキャンセル機能は、ただ付ければいいというものではなく、その精度の高さが重要。RP-HD600Nでは、合計4つのマイクを用いた独自設計の「広帯域ハイブリッドノイズキャンセル」を搭載し、また3種類のノイズキャンセルモードが選べる仕様を採用。また、かんたんに外音を取り込める機能「ボイススルー」も搭載している。

スタイリッシュなデザインもポイント

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