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使い込んだ実感と進化点をレポート

「DAZN」への不満と期待。Jリーグサポのヘビーユーザー記者がレビュー&プレビュー

公開日 2018/02/22 10:09 編集部:小野佳希
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見逃し配信の期間は試合終了後1週間で、Jリーグのみ1ヶ月後までアーカイブされる。2016年夏のサービスイン当初からしばらくは、全競技が1ヶ月後までアーカイブされていたが、ユーザーの利用動向から判断して1週間に期間を短縮したのだという。

コンテンツ面での今年の大きなトピックが、巨人を除くプロ野球セ・パ11球団の試合とバスケットボールB.LEAGUEの試合中継などが追加されること。プロ野球は以前からカープとDeNAの試合を配信していたが、それ以外の球団の試合も見られるようになる。なお「主催試合を放送」という形であるため、ビジターチームが巨人の場合もDAZNで視聴できるものと思われる。

プロ野球は11球団の主催試合を配信

なお、B.LEAGUEは「B1リーグを中心に配信」ということで全試合放送ではない模様。スポナビライブでは配信していたB2リーグが見られなくなるのはバスケットボールファンには残念な点と言える。

またスポナビライブからのコンテンツ移管という点では、天皇杯・皇后杯、ウィンターカップ、学生バスケもDAZNでは配信されない。バスケ日本代表の試合も、現在FIBAワールドカップ予選はDAZNですでに配信されているが、東アジア選手権などの他大会や強化試合がどうなるかは不明だ(※ただしワールドカップ予選は日本以外の国の試合も配信中)。

サッカーではUEFAチャンピオンズリーグなども追加予定。一方、ブンデスリーガは現在開催中の2017/2018シーズンをもって、DAZNでの配信を終了する。ちなみにブンデスリーガは2018/2019シーズンからはスカパー!が放映権を獲得している。

また、Jリーグや海外サッカーは今年から一部をTwitterで無料配信。DAZNに加入せずとも試合をフルで視聴できるようになる。JリーグはDAZNのTwitterアカウントを、海外サッカーはパフォームグループが運営するウェブメディア「Goal.com」日本版のアカウントをフォローすることで視聴できる。

そのほか、今後の予定としてダウンロード視聴、フォロー・プッシュ通知機能、パーソナライゼーション機能の3点を追加することが発表されている(関連ニュース)。これら新機能の詳細はまだ明らかにされていないが、ダウンロード視聴は2018年後半からの提供見込みだという。

パーソナライゼーション機能のイメージ

ダウンロード機能のイメージ

■じっくり使って感じたDAZNの魅力と不満点

最後に、実際のユーザーとしてDAZNを一年間利用してみての感想を少しだけ紹介したい。記者は出身地の栃木にある栃木SCを応援していて、同チームは2016年と2017年の2シーズンをJ3で戦っていた。スカパー!ではJ3の放送がほぼ皆無だったため、J3を全試合チェックできるという点だけでもDAZNは“神サービス”であったのだが、やはり不満に感じる点もあったのが正直なところだ。

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