ロックスターの名を持つ最新世代機

M2TECH「YOUNG MKIII」を聴く − MQAにも対応、今後のオーディオを見据えた先駆者からの解答

岩井 喬

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2017年12月14日

■これからのハイファイの世界へより柔軟さをもたらす価値

M2TECHの先進性や先鋭的なパートはHIFACEやEVO TWOシリーズが担っており、いまなお競合する製品の追随を許さない姿勢を見せ続けている。その一方で、本機をラインアップするロックスターシリーズは、よりネットオーディオのプロダクトとして本丸となる分野だ。フォノADC「JOPLIN MKU」など革新的なラインアップを揃える同シリーズのなかでも、歴代YOUNGはその技術の核心ともいえるUSB-DACであり、ブランドの総合力、基礎体力を存分に発揮する場となる。

M2TECHのマルコ・マヌンタ氏。技術力だけではなく同氏の先見性の高さこそがM2TECHの大きな価値となっている

今回リニューアルされた3世代目のYOUNG MKVも、そうした歴史の上に則り、より時代に即した機能性を乗せつつも、基本的な音質のさらなるブラッシュアップを実現した。MQAを採用したことも、今後普及するであろうストリーミング再生の高音質化に向けた第一歩であると思われる。ワイヤード環境が基本であったハイエンド機の世界もより柔軟に捉える必要があるというM2TECHからのメッセージを、このYOUNG MKVのパフォーマンスから実感して欲しい。

(岩井 喬)

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