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パイオニア「N-70AE/N-50AE」レビュー。音質&使い勝手がさらに進化したネットワークプレーヤー

土方久明

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2017年10月10日
音質面を大きくブラッシュアップしたネットワークプレーヤー 2機種

「N-70AE」と「N-50AE」は、パイオニア最新のネットワークプレーヤーだ。ネットワークオーディオ黎明期から国産ネットワークプレーヤーを牽引してきた同社は、本シリーズのモデルチェンジを重ね進化させ続けてきた。そして今回のN-70AE/N-50AEでは、「音質を徹底的に向上させる」ことが第一のテーマとして掲げられ、メイン基盤を一新するなど内部構成を大きくブラッシュアップした。これまでネットワークプレーヤーを数多くレビューしてきた筆者からしても、期待を寄せていたモデルだ。

A-70AE(¥188,000 / 税抜)

A-50AE(¥115,000 / 税抜)

現在、パイオニアのネットワークプレーヤーは、ネットワークCDレシーバー「NC-50」も合わせると4機種ものラインアップを揃えている。N-70AEはシリーズ最上位、N-50AEはそれに続くミドルクラス機という位置づけになる。

まずはこの2機種の外観と基本仕様について確認しておこう。

外観デザインのコンセプトは従来モデルとほぼ変わらない。パイオニアのネットワークプレーヤーのアイデンティティの1つとなっている3.5インチ・カラー液晶ディスプレイも装備。高さ99mmのN-50AEに対して、N-70AEは高さ121mm。上位機のほうが一回りサイズが大きい。

設置したA-70AE(前面)

A-50AE

入出力端子の豊富さは前モデルと同様。2機種共に入力は、有線LAN、デュアルバンドWi-Fi、USB Type B、USB Type A(フロント/リア)、光デジタル、同軸デジタルと多彩だ。

この豊富な入力によっていずれのモデルも、

(1)NASに保存した音源をネットワーク再生
(2)フロント/リアUSB端子に接続したストレージからの音源再生
(3)パソコンとUSB接続してのUSB-DAC再生
(4)Spotifyやネットラジオなどのストリーミングサービスの再生
(5)AirPlay、Chromecastによる再生


が可能になっている。これはネットワークオーディオに関連するソースをほぼ本機一台で網羅できる内容といって良いだろう。

USB-DAC入力も備えたN-70AEの背面

こちらはN-50AEの背面

アナログ出力は、N-70AEがRCAアンバランス/XLRバランスを搭載。XLR端子については高品質なノイトリック社製端子を採用している。600Ωの高インピーダンスに対応するヘッドホン出力を装備していることも見逃せない。一方のN-50AEは、アナログ出力をRCAアンバランスに絞ってコストを抑えた設計をとっている。

対応フォーマットについては、いずれもネットワーク再生/USB-B/USBーAで最大192kHz/24bit PCMと、11.2MHz DSDのネイティブ再生に対応する。この価格で11.2MHz DSDのネットワーク再生に対応するモデルは少なく、ここは注目点だ。USB-DACを利用した場合は、PCM再生が最大384kHz/24bitまで可能となる。

こうした仕様から読み取れるのは、2つの製品共に従来のネットワークプレーヤー/USB-DACとしての運用に加えて、今後音楽鑑賞の一角を占めるであろうストリーミングやモバイル端末との連携も強化していることだ。ハイレゾについても、より高いレゾリューションに対応していることも特徴と言える。

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