2.4GHz帯ワイヤレス+Bluetoothに両対応

ワイヤレスサラウンドにBT+ハイレゾも。「1台3役」のオーディオテクニカ「ATH-DWL770」を試す

ファイルウェブ編集部

前のページ 1 2 3 次のページ

2017年06月23日

■2.4GHz帯接続でサラウンド体験

今回は、ブルーレイ映画を2.4GHz帯デジタルワイヤレスで、iPhoneの音楽をBluetooth接続で、そしてAK320のハイレゾ音源をヘッドホンケーブルで試してみる。

右ハウジングに「2.4GHz」と「Bluetooth」を切り替えるスイッチを備える

左側には電源、ボリューム等の操作ボタンを用意

はじめに2.4GHz帯デジタルワイヤレスだ。送信機の電源を入れてLEDが青く光るのを確認。続いて本体の無線モードスイッチが「2.4GHz」になっていることを確認してから、電源ボタンを押し込むと、左ハウジングのライン部分に青いLEDが点灯する。

左ハウジングのライン上下端にLEDが内蔵されている

ハウジング電源LEDの上には、「SOUND VISION」の効果を表すLEDが内蔵されている。紫でバーチャルサラウンド、黄色でゲームモード、緑でクリアボイスモードであることを表す。サウンドエフェクトは「EFFECT」ボタンを押すたびに切り替わり、同時に確認音がヘッドホンから鳴るようになっている。

選んだサウンドエフェクトはLED色で判別できる

ちなみにバーチャルサラウンド機能は、デンマークのAM3D社の技術を使用しており、過去オーディオテクニカのBluetoothヘッドホンアンプ「AT-PHA50BT」で使われていた実績がある。

さっそく、バーチャルサラウンドをONにして映画を視聴する。

映像視聴の様子

送信機はテレビのヘッドホンジャックに接続している

―目玉機能のサラウンド、効き具合はどうでしょう?

風間:エフェクトOFFからバーチャルサラウンドに切り替えると、低音がやや強くなり、音が自然に広がります。注目したいのは、効きすぎてわざとらしくなるということはないということ。例えばカーチェイスのシーンだと、車のエンジン音が自分のまわり一帯で鳴り響くような印象になって、とてもよく合いますね。

続いて、ゲームモード、クリアボイスモードと切り替える。

EFFECTボタンはハウジング右側。慣れてしまえば着けたままの操作も簡単

風間:ゲームモードに切り替えると、低音高音がさらに強調されて、環境音が刺激的に感じられます。効果音を作り込んであったり、物音を頼りにしてプレイするゲームなどに向いていそうです。ただ、バーチャルサラウンドもゲームモードも、会話中心のソースでは低音が強めなので、そういうときはボーカル中心にバランスをとるクリアボイスモードが適していると思います。

1つの送信機に「DWL770」を2台まで同時接続できるので、家族や友達といっしょに同じソースを聴くことができるのも嬉しいですね。


■Bluetoothでスマホの音楽を聴く

今度はBluetoothでiPhoneの音楽を聴く。いったん電源を切ってからスイッチをBluetoothに入れ、電源ボタンを長押しすると、ハウジングのLEDが点滅を始める。その状態で、iPhoneの設定からペアリングするだけだ。

iPhoneのAACコーデックに対応している

「ATH-DWL770」はaptXとAACコーデックに対応し、対応機器との接続では音質も音声遅延も改善される。今回はiPhoneに接続するので、AACコーデックでデータ伝送が行われる。

風間:宇多田ヒカルの「花束を君に」を聴くと、ボーカルがはっきり主張してくるのが目立ちます。低音はすこし強く、柔らかめの印象。Bluetooth接続でもサウンドエフェクトがかけられるので、もし低音が強すぎると感じたら、クリアボイスモードにすると丁度良いのではないでしょうか。

装着したところ。見た感じでは一般的なアラウンドイヤー型のポータブルヘッドホンとなんら変わりがない

ちなみに「DWL770」は「aptX Low Latency」にも対応している。国内メーカーでの採用例はまだ少ないが、その名の通り音声遅延(レイテンシー)を0.04秒前後にまで縮められるというコーデックだ。今後、対応機器が増えると役に立つことだろう。

2.4GHz帯デジタルワイヤレス、Bluetoothともに、バッテリーは最大12時間持つ。外出先でBluetooth、帰宅して2.4GHz帯デジタルワイヤレスと連続して接続しても、電池切れには悩まされることは少なそうだ。

多用途ヘッドホンの高いポテンシャル

前のページ 1 2 3 次のページ

関連記事