海上忍のラズパイ・オーディオ通信(20)

話題の音楽ストリーミングサービス “Spotify” をラズパイ・オーディオで楽しむ

海上 忍

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2016年10月13日
Volumio 2のプラグイン機構

本連載では「ラズパイ・オーディオ」と称しているが、その実体は“Raspberry Pi”という小型マシン上で音楽再生用にカスタマイズしたLinuxを動作させるコンピュータだ。キーボードとマウスどころかディスプレイすら必要としない、ネットワーク経由で操作・管理を行う運用スタイル(ヘッドレス・システム)ということもあり、ついその本質を忘れそうになるが、分類としてはコンピューター/パソコンに違いない。

しかし、コンピューターであるということは、ソフトウェアで自由に機能を追加できることを意味する。これまでラズパイ・オーディオ用のOSは、そこに敢えて触れないようなオール・イン・ワンの構成を採用してきたが、ユーザーの判断で機能を追加できるようプラグイン機構を採用したOSが現れた。本連載が主対象に据えているVolumioの次期バージョン「Volumio 2」がそれである。本稿執筆時点で正式リリースの日取りは未定だが、プラグイン機構の採用は揺るがないだろう。

「Volumio 2」では、容易に機能追加/削除できるプラグイン機構をサポートする

プラグインといっても仕様はシンプルで、Debian系Linuxでパッケージ管理に使われるコマンド「apt-get」を実行するなど、Volumioの標準構成には含まれない機能の導入を自動化するためのものだ。必要なパッケージの追加や設定ファイルのコンフィグレーションを自動化するためのシェルスクリプト、JavaScriptファイルなどがZIPにまとめられ、VolumioのWeb GUI(Webブラウザを利用する操作/管理システム)からインストールや環境設定を指示できるようになる。

今のところプラグインの種類は少ないが、GPIOのピンから再生/一時停止や音量調整の信号を受け取れるようになる「gpio-buttons」、IQAudIO製のDAC搭載アンプを操作できるようにする「unmutedigiamp」など、種類は増えつつある。音楽ストリーミングサービスを利用可能にするプラグインも公開されているので、オーディオソースの幅を広げるという意味でも要注目だ。

DACボードを積む「Raspberry Pi Zero」。プラグインの働きにより、強力無比なストリーミングボックスに早変わりする

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