話題のデジタルフォノEQに持って来いの電源対策

話題沸騰! iPurifier DCをM2TECHのJOPLIN MKUで使う。アナログ再生をさらに「清く正しく」

石原 俊

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2016年07月22日
全ての電源アダプターをオーディオグレードにするアクセサリー

iPurifier DCは、電源アダプター(AC/DCアダプター)に起因するノイズを除去するためのアクセサリーである。

iFI-Audio「iPurifier DC」(電源アイソレーター)¥16,000/税別

電源アダプターは小電力で動作する電子機器のためのもので、我が国においては電源コンセントから得られる100V程度の交流電源(=オルタネイティング・カレント)を、数Vから20V程度までの直流(DC=ダイレクト・カレント)に変換する、一種の簡易型電源回路である。そもそも電源アダプターは大規模な電源回路を必要とする真空管時代にはあり得ないもので、基本的に乾電池で動作するトランジスタラジオのような機器を家庭の交流電源で動作させるために考案された。爆発的に普及したのは留守番電話が登場した頃で、その後パソコンやルーターの家電化によって、現代の生活になくてはならない存在になった。

電源アダプターは「トランス型」と「スイッチング型」の二つに分類される。前者は古くからあるもので、基本的にはコンセントから得た交流電力をトランスで降圧させてからダイオード等で整流し、安定化回路を経由して直流電力を出力する。「トランス型の」特徴はシンプルなことで、小容量の場合はトランスとダイオードとコンデンサーだけでも製造できる。欠点はエネルギー効率が低いこで、入力の多くが熱変換されてしまう。


一方の「スイッチング型」は1990年代以降に登場したもので、コンセントから得た交流電力を直接整流し、その後、高周波の交流に変換してから小型のトランスで降圧し、整流、平滑をしたうえで直流電流を出力する。「スイッチング型」のアドバンテージはエネルギー効率が良いことだ。また「トランス型」に比べて部品点数が多いのでコストはかかるものの、トランスを小型化できるので軽量化しやすい。欠点としては、高速にスイッチングを行うことから電波障害等のノイズを発生させやすいことだ。

iPurifier DCは、「スイッチング型」の電源アダプターに起因するノイズを除去し、オーディオグレードの電源回路に変身させる超小型・超高密度なオーディオ・エレクトロニクスである。昨今は高度なオーディオ機器の中にも「スイッチング型」の電源アダプターを使用した製品が少なからず存在するから、iPurifier DCは多くの愛好家にとって福音となる存在といえるだろう。

ただ差し込むだけで確かな効果を実感

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