映画ソフトにあわせて画質調整

オプトマの明るいDLPプロジェクター「HD25LV」を大橋伸太郎が自宅で検証

大橋伸太郎

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2015年03月23日
■オプトマDLPプロジェクター「HD25LV」を、大橋伸太郎が自宅で徹底視聴


HD25LV
昨年来、国内ホームプロジェクター市場の復調が目覚ましい。4Kだけが立役者というわけではない。20万円以下の2Kエントリー機が充実して活況を呈し、台数を大きく押し上げているのである。内外から何社もがこのゾーンに参入しているが、伸長の中心を担った1つがオプトマである。

同社のプロジェクターはDLP方式を採用する。高解像度が得やすく、単板方式の場合は3LCDやLCOSに比べ筐体をコンパクトにしやすい。一方でDLP単板方式の弱点はカラーホイール採用によるカラーブレイクの発生だが、最近の同社製品は大きな改善を果たしている。DMD素子は3Dへの親和性も高い。こうしたメリットが掛け算になり、同社のプロジェクターは着々と台数を伸ばしている。

ビジネス用からホームシアター用までラインナップが多い同社製品の中から、今回はホームシアター用途を代表する機種「HD25LV(関連ニュース)」を視聴した。同シリーズには「HD25LV」と「HD25LVS1」があり、HD25LVがスタンダードモデル、HD25LVS1の方にはアクティブ3Dグラスが付属する。実売価格は、アクティブ3Dグラスが付属するHD25LVS1は20万円前後、HD25LVの方は18万円前後まで抑えられている。

HD25LV

HD25LVの背面端子部

■コンパクトな筐体。電源オンからの立ち上がりが早く、明るい映像

キャリングハンドルの付いた洒落た梱包箱から取り出したHD25LVは、想像以上に軽くコンパクト(2.9kg)。光沢のある白いボディの印象もあいまって、軽快で使い勝手のよさに期待が膨らむ。コンパクトネスゆえにセッティングは非常に楽。今回は視聴室のAVラック(クワドラスパイア「Q4D-Vent twin」)の天面にポンと乗せただけで、スクリーンにジャストフィットした。

本体を上から観たところ。外形寸法は324W×113H×234Dmm(突起部含まず)で、質量は2.9kgのコンパクトサイズを実現している

本機には1.2倍のマニュアルズームと、レンズシフトに似たデジタルイメージングシフト機能がある。垂直キーストンも搭載しており、リビングルームの都度設置が容易と想像される。使用を開始すると、電源オンからの立ち上がりが早い。第一印象は、非常に明るいこと。そしてハイコントラストで色彩が華麗。遮光が万全でないリビングルームでも、力強い映像が見られるはずだ。

■カラーブレイクを大きく改善したDLP機

近年の同社プロジェクターの特徴に、カラーブレイク(単板DLP方式の色割れ現象)を大きく改善したことが挙げられる。HD25LVもこの点で期待大であった。実際に映像を入力してみると、ブルーレイディスク冒頭の黒バックに白抜きのロゴや、再生の▶マークなどの部分にカラーブレイクが見られた箇所はあったものの、本編映像内の被写体周辺については、輝度差の激しい個所まで含めカラーブレイクはしっかり抑えられていた。つまり実戦に強い。本機も、最近のオプトマ製品のよい特長をちゃんと持っているわけである。

映画ソフトごとに画質調整を徹底。LCOSの上級機種に迫る映像

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