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[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域

【第116回】“ハイレゾ始め”に最適! 2〜3万円で買えるハイレゾプレーヤーの選び方

2015/02/20 高橋敦
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■初めてのハイレゾプレーヤーを選ぶポイント解説

▼対応フォーマット

ハイレゾ目的でハイレゾプレーヤーを選ぶわけだから、再生できるハイレゾ音源の種類や上限の確認はもちろん基本事項だ。本当に最小限としては、

●96kHz/24bit
●FLAC、ALAC、WAV、AAC、MP3


…に対応していれば、エントリークラスとして大きな不自由はないと思う。

今回ピックアップしたモデルは全て余裕のクリア。価格帯が上の参考参戦DX90jのみDSD-PCM変換再生にも対応

ハイレゾ配信音源の大半は「FLAC:96kHz/24bit」までだ。もちろん192kHzまで完全に対応してくれていればなおよいが、「基本96kHzまで。96kHz超の音源もダウンコンバートで再生できる」という仕様でも何とかなる。

そこにすでにCDからリッピングしてある非ハイレゾ音源への対応を考え、非圧縮ならWAV、ロスレスならFLACに加えてALAC、ロッシーならAACとMP3。これらに対応していれば不便はないだろう。

なおエントリー価格帯だと「DSD」音源にはネイティブ再生でもPCM変換再生でも対応しないのが普通なので、そこはすっぱりあきらめよう。ひとつ上のクラスのDX90jでも「DSD 2.8MHzならPCM変換で再生できる」という程度にとどまる。

▼本体容量と外部容量

ハイレゾ音源は容量が大きい。音源の転送保存先となるプレーヤーのフラッシュメモリーの記憶容量は余裕がほしいところだ。フラッシュメモリーの設置パターンとしては、

A)本体内蔵のみで拡張不可
B)外部メモリーカードのみ
C)本体内蔵+外部メモリーカードで拡張


…というのがある。それぞれに利点があり設計の意図があるのだが、例えば小型化という面においては、内蔵のみの方がシンプルさで有利であることは容易に想像できるだろう。しかし拡張性が担保されている安心感という面においては外部メモリーカードスロットは大きい。ここは様々な兼ね合いがあるので、各自脳内シミュレーションしてみてほしい。

なおNW-A10シリーズには内蔵64GBの「NW-A17」も用意されていてそちらは実売目安


NW-A16は本体内蔵+外部メモリーカードで拡張。ソニー製品でmicroSDのみ対応というのは踏み込んだ仕様で喜ばしい

X1は外部メモリーカードのみだが、日本版のパッケージは8GBカードが標準付属する安心仕様

DX90jは最低限の本体内蔵も備えるが、基本的には外部メモリーカードの利用を想定していると思われる
▼サイズ

大きさ、厚み、重さは、ポータブル機器としてもちろん重要だ。小さかろう音も悪かろうでは困る。しかしスマホとは別にもう一台、音楽専用機を持ち歩くにあたって、持ち歩くのが苦になるような大きさでも困る。

NW-A16は最大外形寸法と外形寸法の両方の表記があるが、どちらにも大きな差はない。表中の数値は後者(「約」は省略)

幸いにもというか、ターゲット層からして当然にしてというか、エントリークラスのプレーヤーは比較的小型軽量なものが多い。だがその中でも「さらにより小型薄型」といった特長を持つモデルもあるので、そこ重視の方はそういったモデルを選ぶとよいだろう。

積んでみるとこんな感じ。下のマットのマス目は1cm刻み


NW-A16。小さいし薄い!文句なしの携帯性

X1。A16ほど突出はしていないが十分にコンパクト。縦横はおおよそカードサイズだ


DX90j。ずんぐり系だがそのずんぐり感がほどよく持ち心地は悪くなく、それぞれに自然に指が届くボタン配置も好印象

次ページ続いて、バッテリー駆動時間や機能性、操作性ももちろん大事

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