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アナログプレーヤーとも接続可能

JBLの本格アクティブスピーカー「Authentics L16」を聴く − 往年のデザインに最新機能を満載

2014/12/17 折原一也
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ワンボディでハイクオリティなサウンドを実現するアクティブスピーカーの躍進ぶりは目覚ましいものがある。

JBL「Authentics L16」(関連ニュース)は大きな製品カテゴリーで括るとアクティブスピーカー、あるいはBluetoothやAirPlay、DLNAによる再生にまで対応していることからネットワークオーディオ機器とも分類できるが、実物を目にすれば、よりオーディオ的でインテリア的な発想で作られた、独特な存在感を放つスピーカーであることがわかる。

JBL「Authentics L16」

JBLによるAuthentics L16の第一の特徴、それは他の何にも似ていないサイズとデザインだ。本体寸法は205×690×260 mmと、大人が持ち運んだとしてもひと抱えほどあり、本格的なリビングオーディオを担える重量級モデルだ。その筐体内には300Wのパワーアンプに25mmのトゥイーター、50mmのミッドレンジ、130mmのウーファーを内蔵し、スピーカー構成からもその本気ぶりが伺い知れる。

グリルを外すと本格的なスピーカーが現れる

各チャンネルごとに25mmのトゥイーター、50mmのミッドレンジ、130mmのウーファーを搭載

筐体は天然木によるウォールナット仕上げで、フロントからサイドまでカバーする存在感あるグリルは、JBLのラウドスピーカー「JBL L100 Century」(1971年発売)をモチーフとした、独特なデザインのウレタンフォームを採用した。アクティブスピーカーというと控え目で小ぶりのデザインを連想しがちだが、Authentics L16は凝った仕上げもあいまって、むしろリビングの目立つ場所に設置したくなる。リビング設置時に配線がすっきり行えるよう、背面では無く底面に端子類を備えているのも気が利いている。こういった細かな配慮も含め、「JBLのハイクオリティスピーカーを持っている」という、モノとしての所有欲も満たしてくれるのだ。

「JBL L100 Century」(1971年発売)をモチーフとしたグリルを採用

グリルカバーは前面だけでなくサイドにまで回り込むデザインだ

さて、外観が注目されがちな本機だが、Authentics L16は機能面もかなり特徴が多い。多彩なワイヤレス接続に対応しているだけでなく、アナログプレーヤーとの接続も行えるのだ。

次ページAuthentics L16の多機能ぶりをチェック!

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