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<山本敦のAV進化論 第32回>

【レビュー】これぞAVファン向け格安SIM − YouTubeもリモート視聴も見放題「ぷららモバイルLTE」

2014/11/19 山本 敦
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セットアップの手順はとても簡単。スマホの電源をOFFにしてからSIMカードを入れ替え、再度電源を投入。次にパケット通信の接続先を設定するため、端末のAPN(Access Point Name)設定を開く。APN設定のメニュー配置は端末によって異なるが、Xperia Z2の場合は「設定」>「その他の設定」>「モバイルネットワーク」>「アクセスポイント名」の順に辿った先から新規APNを追加できる。

新規作成から任意のアクセスポイント名、APN(接続先)と、NTTぷららから通知されてくるユーザー名とパスワード、認証方式を入力後、作成したAPNを保存・選択すればセットアップは完了だ。


アクセスポイントをぷららモバイルLTEのガイダンス通りに作成する

作成・保存したAPNを選択する
なおオンライン経由の通常購入の場合、SIMカードは注文してからおよそ数週間で届くようだ。カードのサイズには標準SIM/microSIM/nanoSIMの3種類があるので、自分の端末に装着できるサイズは事前に確認しておこう。

またSIMカードを選ぶ際の条件として、「SMS機能」の有無は気にかけておきたい。その名の通り「SMS(ショートメッセージサービス)」が使えるようになるほか、「セルスタンバイ問題」を回避できるメリットもある。スマホに音声用回線を持たないSIMカードを装着して使っていると、「音声用回線につなげられない=電波をつかめていない」と機器が判断して、機種によっては接続先の電波を常時検索し続ける現象が発生してしまう。そうなると、待受け時にも電波検索のためにバッテリーが消耗され、気がついたら残量ゼロということに…。これが「セルスタンバイ問題」だ。

SMS機能付きSIMカードを使えばスマホが音声用回線を認識できるようになり、「セルスタンバイ問題」によるバッテリーの無駄な消費が回避できる。「ショートメッセージなんてオレは使わないぜ」という方もここは一つ導入しておきたい。ぷららモバイルLTEではSMS機能をオプションとして「+162円(税込)/月」で用意している。SMSのメッセージを送信する際には別途3円/1通がかかるが、これは、それこそ必要ないなら使わなければいい。

SIMカードを装着して早速通信スピードを計測してみたところ、下りは3.20Mbps、上りは2.12Mbpsとほぼ想定通りの数値を記録した。

通信速度を測ってみたところ、下り3.20Mbps/上り2.12Mbpsというサービスの仕様通りの数値に

■AV的な使い方を検証してみた − リモート視聴やハイレゾ音源購入を試す

セットアップが完了したところで、モバイル端末でオーディオ・ビジュアルコンテツを楽しむ際に「通信容量無制限」がどれほど効いてくるのか検証を行った。

まずはBDレコーダーとの連携によるテレビの「リモート視聴」からだ。本連載の第1回目でも容量無制限で使える「WiMAX2+」のモバイルルーターのメリットについて実践を交えながら紹介した。同じようにソニーのBDレコーダー「BDZ-BT1100」とアプリ「TV SideView」の組み合わせによる「外からどこでも視聴」を実験してみた。

モバイル端末での再生画質は「720P/3.50Mbps(ハイビジョン画質)」「360P/1.32Mbps(ワンセグの4倍画質)」「180P/650kbps(ワンセグ画質)」から選べるが、「360P」の画質設定ならば基本的に再生は快適。180Pに設定するとより安定した。

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