【特別企画】日東紡音響「シルヴァン」「アンク」ユーザー訪問

日東紡音響のルームチューニング材「コーナーアンク」を天井まで増設 − その効果を実況体験する

2014年09月18日


■シンフォニーを大音量で浴びるように楽しみたい


“コーナーアンクは天井まで届かせた方が効果が高い” ーー いま「コーナーアンク」を導入しているユーザーのなかで、まことしやかに噂されているこの事実に、今回ご紹介する中村さんも興味を持たないわけがなかった。

日東紡音響の柱状拡散パネルである「シルヴァン」や「アンク」の愛用ユーザーをご紹介してきているこのコーナー。都内近郊にお住まいの中村さんはこの春、地下にある自宅のリスニングルームの前方コーナーに「コーナーアンク」を導入したばかりの方である。

中村さん

「コーナーアンク」は180cmの高さの仕様を導入したが、部屋の天井までの高さは2m52cm。180cm仕様で、十分に効果が確認できた中村さんが、いよいよ72cmほど空いた空間を埋めるべく、天井までのピッタリサイズになるように増設することになった。

今回はその増設パーツの設置時に立ち会う機会をいただいたので、コーナーアンクを天井まで増設した際の効果を実況中継することにしよう。

「とにかく大音量でシンフォニーを浴びるように楽しみたい」中村さんがオーディオに求める楽しみはこの一言で言い表すことができるといってもいい。32年前に一軒家を建て、その際に特にこだわったのが、地下に設計したこのリスニングルームである。地下にオーディオルームを設けた第一の理由は、もちろん好きな時に大音量で音楽が楽しめるからである。

■「コーナーアンク」を導入 - 大音量でも疲れない。各楽器も鮮明に再現


地下にある中村さんの部屋は10畳で、オーディオシステムを設置する前方の床面のみをコンクリート製としている。また、部屋を見渡せば25cm厚の壁面や、実に60kgの重さがあるという入り口の扉も、音質を考慮して中村さん自らが設計したものである。

中村さんのオーディオルームは地下にあり10畳の広さ。壁や床等も音質を考慮してご自身が設計。スピーカーはアヴァンギャルドの「uno fino」。ウエスギのシングルアンプで駆動している

ここまでこだわった部屋で32年もの年月を楽しんできた中村さんであるからして、オーディオ機器の遍歴も偉大だ。スピーカーに関して言えば、マッキントッシュやJBL、現代を代表するVIVID AUDIOのスピーカーも導入していた時期があるという。そんな中村さんが現在たどりついたのがアヴァンギャルドであった。

「オーケストラの管楽器の音がストレートに表現できるのはホーン式しかありません。そこでいいスピーカーを探していたところ、オーディオショップさんに薦められたのがアヴァンギャルドでした」

ところが、この部屋の環境下において、アヴァンギャルドのスピーカーはあまりにも鳴りすぎてしまう。ボリュームを上げると耳が痛くなるほどうるさく感じるため、ボリュームを上げることができない。

そこで薦められたのが日東紡音響の「アンク」であった。

導入する前に効果を確かめたかったので、まずは日東紡音響の山下さんに来てもらって、通常仕様の「アンク」や「コーナーアンク」の効果を試してみた。

その時の第一印象を中村さんは「音がきれいになって、ティンパニーなどの低域もビシッときまるようになりました。オーケストラが横に広がり、各楽器の音が本当によく聴こえてきましたね。トライアングルの音まで鮮明になりました」と語る。

「そして何よりも、大音量で音楽を聴いていても疲れない。日東紡音響さんのようなプロ集団が手がけてられるという信頼感もありましたし、これは導入する価値があると思い、試聴したのはアンクだったのですが、設置場所をコーナーにしたので『コーナーアンク』を注文しました」と当時をふりかえる。

■「コーナーアンク」を天井まで増設 - 明らかに見通しが良くなり全ての楽器がさらに明確に


さて、このような経緯を経て「コーナーアンク」を導入した中村さん。本日ここに、天井までピッタリサイズになるように増設パーツが導入されることとなった。

まずは現状の音を確認しよう。中村さんは根っからのアナログ派だ。愛機ガラード301でアンセルメ/スイス・ロマンドによる、ファリャのバレエ音楽をかけてみる。アヴァンギャルドをドライブするのはウエスギの真空管アンプ。40〜50年代のGE製6CA7を搭載したシングルアンプである。能率の高いアヴァンギャルドのスピーカーにこの真空管アンプは意外なほど絶妙にマッチしている。

アナログプレーヤーはガラード301。ベース部等は八王子のオーディオショップ「クサカベ」でチューンアップされている

「アナログは奥行きがあっていいですね」と満足そうな中村さんのコメントを尻目に、いよいよ「コーナーアンク」の増設が行われた。特注された増設部を上に載せ、金具でしっかりと固定され、あっという間に完成である。さあ、その効果を聴いてみよう。

180cm仕様の「コーナーアンク」に特注サイズの増設部を設置

天井までピッタリサイズとなった中村さん宅の「コーナーアンク」

「お、違う!」中村さんの第一声で勝負はあった。

「さっきよりも明らかに見通しが良くなって、全ての楽器がさらに明確に出てきましたね。高域がささらなくなってきました。特に金管楽器が全然違う。それからホワッとした低域も魅力です。弦楽器の質感もいいですね」

「コーナーアンク」と増設部は強固なボルトでしっかりと固定されるので落下の心配はない

「コーナーアンク」を天井まで増設することで、明らかな効果を確認した中村さん。ここからは当人の独壇場で、好きな音楽に没頭されていらっしゃった。

「オーケストラのすべての楽器の細かい音を聴くためには、ある程度のボリュームは必要で、それにはコーナーアンクはどうしても必要になりますね。そして、コーナーの場合は天井まで届かせた方が効果として絶大だということがわかりました。ぜひみなさんにも試していただきたいです」

SACDのシングル盤で小山実稚恵の『ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第3番』、そしてワルターのベートヴェン第5番はLPとSACDの比較、ボスコフスキーのウイーンフィルによるワルツ……。中村さんの満足な時間が最良の空間とともに満たされていく。

「コーナーアンク増設作戦」で試聴盤に選ばれたLPはアンセルメ/スイス・ロマンドによる、ファリャのバレエ音楽。SACDのシングル盤で小山実稚恵の『ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第3番』も試聴

中村さんの愛聴盤、ワルターのベートヴェン第5番はLPとSACD盤の両方で試聴







【問い合わせ先】
日東紡音響エンジニアリング(株)(公式サイト
〒130-0021 東京都墨田区緑1-21-10
コンシューマー営業部 山下、佐古
TEL/03-3634-7567
E-mail:ags@noe.co.jp
※試聴ルーム「サウンド・ラボラトリー」(千葉市稲毛区)試聴募集中(予約制)



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