【特別企画】新アイテムの小型アンクはどう効いた?

ルームチューニング材「シルヴァン/アンク」ユーザー訪問記 − 新製品「アンクIII」は「霧が晴れるような効果」

2012年12月26日


■部屋の前方に「アンク」を2台、両サイドに「シルヴァン」を設置

日東紡音響エンジニアリングが手掛けるルームチューニングアイテム「シルヴァン」「アンク」ユーザーをご紹介する本コーナー。今号では都内のマンションにお住まいの富澤進一さんをご紹介することにしよう。富澤さんはリビングでオーディオを楽しんでいる方で、B&W「802Diamond」の左右の一次反射面に「シルヴァン」を、部屋の前方に「アンク」を2台設置。まさに理想的な環境で音楽を楽しんでいる方である。

アントニオ・セゴビアの東京文化会館でのライブを体験した富澤さん。当時のプログラムも大事に保管している

そんな富澤さんを今回訪ねたのは、この取材のためだけではない。新製品の小型アンク(アンクIII)がやって来る日でもあり、ご当人もその効果を心待ちしていたのだ。

「アンクIII」はTVの前や天井、床などに手軽に設置できる小型のルームチューニングアイテム。シルヴァン、アンク同様にタモ材を使用しているが、柱状の配列や太さなどは専用に新たに設計されたもので、価格は1台10万円(税別)。富澤さんのようにリビングでTVとオーディオシステムを同居させているユーザーにとっては、特に効果的なアイテムとなるはずである。

新製品の小型アンク(アンクIII)。TVの前や天井、床などに手軽に設置でき、価格は1台税別10万円(税込105,000円)。TVの前に設置する場合は、ディスプレイ全体が隠れなくても効果が発揮できる

■新製品「アンクIII」の効果を試す − 定位感と楽器の質感に艶が出てきた

まずはこの「アンクIII」を46インチのTVの前に設置してみての試聴から始まった。

「霧が晴れるような効果がありますね」とご満悦の富澤さん。

「オーケストラの演奏では前後の定位がはっきり分かるようになり、楽器一つ一つの音の艶が違いますね。弦の音が柔らかくなって、生き生きとした音になりました」と、過去の記事でもお馴染み、日東紡音響エンジニアリングの山下さんも続く。

「いちばんは躍動感が全然違います。低域の芯も出てきました」

こう語るのはテレオンの佐藤秀暁さん。もともと「シルヴァン」「アンク」の導入を決めたのは、この佐藤さんとの出会いからだという。

写真右からテレオンの佐藤秀暁さん、富澤進一さん、日東紡音響エンジニアリングの山下晃一さん。取材当日は新製品「アンクIII」の納品日でもあり、その効果を心待ちにしていた

「1年前にテレオンさんでB&W802Diamondを購入しました。その時に設置に来て下さったのが佐藤さんでした。でも設置したばかりの当初の音は正直、あまり良くありませんでした……」

佐藤さんも当時を振り返る。

「設置した当初は、奥行き感の足りない音質で、スピーカーの中からしか鳴っていないという印象でした。音が広がらない感じでした」

そこで佐藤さんは、自身も自宅で愛用しているという「アンク」と「シルヴァン」の導入を提案。これにより悩みは見事に解消されたという。

■セゴビアの演奏体験が耳から離れず、いい音で音楽を楽しむ探求が始まる

さて遅ればせながら、富澤進一さんをご紹介しよう。昭和27年生まれの富澤さんは、舟木一夫、西郷輝彦、橋幸夫の御三家、ビートルズやピーター・ポール&マリー……とごく自然に音楽に触れてきた幼少時代を経て、ある時期からクラシックギターに興味を持ち始める。

クラシックギターの演奏も披露していただいた。演奏時にも「シルヴァン」と「アンク」は絶大な効果を発揮するという。「夫婦の会話も声が通りやすくなりますよ(笑)」と富澤さん

「NHKの金井克子の番組で聴いたアントニオ古賀のギターがきっかけです。アントニオ・セゴビアの東京文化会館でのライブも見に行きました」当時のプログラムも大事に保管されている。

この時に体験したセゴビアのノーマイクでの演奏が、富澤さんの耳から離れられなくなった。「ライブは後の方の席しか取れなかったのです。それが少し残念で、いつかはいいオーディオシステムを組んで、セゴビアが目の前で弾いてくれているような体験をしたいと思いました」

こうして、富澤さんのいい音で音楽を楽しむことへの探求が始まる。

■シルヴァン、アンクで中低域が充実 − アンクIIIを加え、空気感が生まれた

ただ、会社勤めの富澤さんには長い転勤生活が続く。その当時はミニコンポでしか音楽が聴けない状態だったという。そして、10年前にようやく現在のマンションに引っ越され、念願のオーディオシステムを組むことができるようになったのだ。

富澤さんはリビングでオーディオシステムを組んでいる。スピーカーはB&W「802Diamond」、パワー+プリアンプはACCUPHASE「A-65」+「C-3800」、SACDプレーヤーはESOTERIC「K-01」、フェーズテックのルビジウムクロック「HD-7Rb」という豪華な顔触れ。「シルヴァン」はスピーカーの左右一次反射面に各1台、「アンク」は前面に2台並べて設置している

「とにかく楽器の生音に近づけたいという夢を持って、オーディオを構築しています」と語る富澤さん。その決め手となったのがシルヴァンとアンクであった。

部屋の前面に設置された2台の「アンク」。奥行感、拡がり感、密度感などが最適になるように微調整して現在の配置に

「まずシルヴァンとアンクを設置することで、しっかりとした中低域が出てくるようになりました。さらに今回のアンクIIIを設置することで、空気感が生まれましたね」と満足そうに語る富澤さん。

富澤さんの「シルヴァン」はキャスター付きの特別仕様。マルチチャンネルで音楽や映像を楽しむ際に移動させやすいようになっている

キース・ジャレットの『ケルン・コンサート』もアナログ盤で聴いてみる。

「ボリュームを変えてないのに、ピアノの音がしっかり出てきましたね。今まではぼんやりでしたが、いまは確実にピアノが目の前にあります。中低域がぼやけず、高域がうるさくなくなり、リアリティが出てきましたね」

さらに富澤さん、「ギターの演奏にも効果があるんですよ」と趣味ではじめたクラシックギターの演奏も披露していただいた。富澤さんの夢はシルヴァン、アンクによって、切り開かれようとしている。






【問い合わせ先】
日東紡音響エンジニアリング(株)(公式サイト
〒130-0021 東京都墨田区緑1-21-10
音空間事業本部コンシューマ営業部 山下、佐古
TEL/03-3634-7567
E-mail:ags@noe.co.jp
※新試聴ルーム「サウンド・ラボラトリー」(千葉市稲毛区)試聴募集中(予約制)



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