【ロングランレビュー第2回】ジャケ写の高画質表示テクも

QNAPのNAS「HS-210」をDSD対応プレーヤー4機種と組み合わせテスト

山之内 正

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2014年05月13日
QNAPのファンレスタイプNASの最新モデル「HS-210」は、その安定性や使い勝手はもちろん、DSD配信への対応や静音性の高さでもネットオーディオファンに高い評価を得ている。前回のセットアップ編(第1回レポート)に続き、本誌では山之内正氏による「HS-210」の全4回・連続レポートをお届けする。第2回目の今回は、DSD対応ネットワークプレーヤーとの組み合わせテストを中心にレポートしていく。

QNAP「HS-210」 ¥OPEN(予想実売価格39,800円前後)

■DSD対応でも注目を集める「HS-210」の音質を検証する

NASはプレーヤーと並ぶネットワークオーディオの重要アイテムだ。データを保存するストレージとしての役割に加え、安定してデータを配信する性能が必須だし、音質や使い勝手を左右する要素も多い。

QNAPのNASは多機能で使い勝手が良いことで知られており、音楽サーバーの用途でも以前から高い評価を得ている。同社の豊富な製品群のなかで特に音楽サーバーとしてお薦めの機種が「HS-210」で、最近はオーディオ関連のイベントや試聴会などでもよく見かけるようになった。AV機器との組み合わせに最適な洗練されたデザインとファンレスの静音動作が目を引くが、注目すべきはその中身の充実ぶりだ。最新のファームウェアではDSD音源の配信にも対応して話題を集めている。

■DSD対応ネットワークプレーヤー4機種と組み合わせテスト

前回の設定編に続き、今回はそのDSD対応の内容を確認し、実際の動作を検証することがテーマである。NASとプレーヤーの間には本当に相性が存在するのか、4つのネットワークプレーヤーを用意してHS-210と組み合わせ、筆者宅のネットワークオーディオ環境で一斉に聴いてみた。

今回は山之内氏の試聴室にてHS-210とDSD対応ネットワークプレーヤー4機種を組み合わせて検証した

Model 1
OPPO BDP-105JP(BDプレーヤー)

ディスクメディアにとどまらずネットワーク再生機能も充実させたユニバーサルプレーヤーである。同社の製品のなかでは上位に位置し、アナログ出力はステレオとマルチチャンネルを独立させ、音質を吟味していることが特徴だ。

OPPO BDP-105JP

BDP-105JPのネットワーク再生では、DSD音源は2.8MHzまでの対応となっている。ネットワーク再生の操作については、基本的に本機にHDMI端子を搭載したディスプレイを接続し、画面を見ながらリモコンで行うことになる。2.8MHz音源で聴いたオーケストラは、奥行きのあるステージのなかに各楽器がゆったりと広がるイメージで、ステージの広さが目に浮かぶような素直な遠近感を引き出してくる。

DSD音源の再生中の画面。メタデータも問題なく表示できた

PCMのハイレゾ音源は繊細さや柔らかさよりも芯の強さや押し出し感をアピールするサウンドで、ビッグバンドのジャズやシンプルなロックとの相性が良い。アコースティックギターが刻むリズムが他の楽器の半歩前に出てくる元気の良さにも感心させられた。

PIONEERのAVアンプやJVCのステレオシステムでDSD再生

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