<新連載>山本敦のAV進化論 第1回

ソニーBDレコーダー新機能「リモート視聴」の使い勝手・画質を早速試す

山本 敦

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2014年03月26日

■足を使って「AVの進化」を捉える



今回からスタートする連載「AV進化論」は、もともと当サイトの記者だった経験を活かし、いま注目すべき製品や技術に関連する最新情報を、足を使って調査しながら、いち早くお伝えする“報道系”コンテンツである。

この連載における筆者の視点として掲げておきたい大きなテーマが3つある。

1つは先端の機能やスペックだけを追いかけるのではなく、私たちの生活にもたらす利便性についてもきちんと考えること。2つめはオーディオ・ビジュアルとモバイル、そして時には白物家電の境界線も飛び越えながら「コネクティビティ」の価値に目を向けること。そして最後に、知識の整理整頓を目的とした解説記事も展開しながら、基本的には製品やサービスに触れたり、その開発者を訪ねたりなど、現場取材に注力することである。

地道な取材を根気よく重ねながら、凄まじいスピードで変化し続けるエレクトロニクスのトレンドをつかまえていきたいと思う。

第1回目となる今回は、ソニーが昨日に発表した、BDレコーダーに録画した番組をスマホ/タブレットでリモート視聴できる「外からどこでも視聴」(関連ニュース)をとりあげたい。同機能をさっそく試してみた。


アップデートによりリモート視聴機能が利用できるようになった、ソニーのBDレコーダーのひとつ「BDZ-ET1100」

■BDレコーダー単体での「リモート視聴」が初めて実現した



自宅で受信したデジタル放送のコンテンツを宅外にインターネット経由で転送して視聴するためには、これまでいくつかの制約があった。

レコーダー等で録画した番組を宅外転送するための著作権保護技術には、昨年にガイドラインが策定された「DTCP+」があるが、ARIB(電波産業会)の規定によりデジタル放送をレコーダーなどのチューナー搭載機から直接宅外に配信することが認められていなかった。

そこでパナソニックはBDレコーダー"DIGA”にDTCP+対応の転送用アダプター「DY-RS10」をオプションとして接続することで、レコーダーに録画したコンテンツの宅外配信を実現した(関連レビュー)。

あるいはデジオンのDTCP+対応プレーヤーアプリ「DiXiM Digital TV for iOS」などと、I-OデータやバッファローのDTCP+対応NAS(関連レビュー)を組み合わせれば、レコーダーから録画番組をムーブしてから宅外配信を行うことができる。だがいずれの場合もレコーダー本体以外の周辺機器が必要になり、接続・設定の手間がかかったり、ライブ視聴ができないなど不便な点も多かった。

東京に居ながら地方のTV局を見ることも可能に

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