「SE535」「SE425」との違いとは

上位機とどこが違う? SHUREのBA型エントリー機「SE315」再検証

鴻池賢三

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2013年06月26日
バランスド・アーマチュア型ドライバーを1基搭載するSHUREのカナル型イヤホン「SE315」。上位機種「SE535」「SE425」の技術・設計思想を継承した同社BAイヤホンのエントリーモデルの実力を、鴻池賢三が再検証する。

SE315

SHUREのBAイヤホンの中で最も手に届きやすいSE315の魅力を再検証

本機は、SHURE独自のバランスド・アーマチュアドライバーである「MicroDriver」を1基搭載したカナル型イヤホンである。SHUREのバランスド・アーマチュアドライバー採用モデルラインナップの中では、最もシンプルかつ価格面でも手に届きやすいエントリーモデルと言えるだろう。

SE315の内部構造

本体色はブラックとクリアーの2色から選べる。クリアーモデルは内部のドライバーや配線が透けて見え、プロフェッショナルユースの雰囲気が魅力的だ。ブラックはソリッドな印象。造型的には下位のSE215に似ているが、SE215のロゴは平面の印刷仕様であるのに対し、本機SE315は凹状の刻印風という違いがある。

ブラック

クリアー

付属のケーブルは1.6mで、ケブラー素材を用いた耐久性の高さを誇るが、金メッキ仕様のMMCXコネクターを用いた着脱式を採用し、断線時のケーブル交換も可能だ。MMCXコネクターの利点は、接合部が360度回転する事により、装着性の向上にも寄与する。ほか、リモート+マイク付属ケーブル「CBL-M+-K」に交換する事でiPhoneのヘッドセットとして常用したり、リケーブルによって音質の変化を楽しむ事ができる。

試聴の前に:4種類あるイヤパッドのどれを使うか?

本機の音質は、イヤパッドの組み合わせで大きく変化する。付属のイヤパッドは、ソフト・フォーム・イヤパッド(S/M/L)とソフト・フレックス・イヤパッド(S/M/L)、イエロー・フォーム・イヤパッド、トリプルフランジ・イヤパッドの4種と多彩。用途、フィット感や音質の好みで選べば良い。

4種類のイヤパッドを同梱する

今回はフォームタイプで試聴した。耳穴の形状に変形してフィットするため、数時間に渡る装着でも違和感が無く、着脱を繰り返しても安定した音質が得られる。特に最新のフォームタイプは高域をあまり吸収しなくなり、遮音性の高さと併せて音質面に優れる。黄色のイエロー・フォームは長年のSHUREファンには馴染み深いが、高域がやや吸われてしまうので、筆者としては特別なこだわりが無い限り、フォームタイプをお勧めしたい。

続いて音質レビュー! 上位「SE535」「SE425」に引けをとらない実力

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