[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域

【第50回】にわかに熱いニュージャンル、“USBスティック型ヘッドホンアンプ”3機種聴き比べ

高橋敦

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2013年06月21日
にわかに熱くなってきた? 期待のニュージャンル“USBメモリー型ヘッドホンアンプ”3機種を徹底的に聴き比べる

ヘッドホンリスニングに必須なわけではないけれど、あるとなしとではリスニングの満足度=音質が一変するアイテム、ヘッドホンアンプ。力強く精密な駆動力を持つヘッドホンアンプを投入してこそ、ヘッドホンやイヤホンの実力を十分に発揮させることができる。

そのヘッドホンアンプ。自宅でパソコンと組み合わせて使う場合にはパソコンとUSB接続できるタイプ、すなわちUSB-DAC+ヘッドホンアンプという形態のものがおすすめだ。使いやすいし、アナログ接続に比べて音質面でも優位だ。

中でも「初ヘッドホンアンプを検討中だよ!」という方へ、僕がいま特におすすめしたいのが「USBスティック型」ヘッドホンアンプだ。

パソコンの右に3つ並んでいる小さなスティックたちが今回の主役のUSBスティック型ヘッドホンアンプ!

見ての通りUSBメモリーと同じような形とサイズ感の物体だが、このサイズにしてUSB-DAC搭載ヘッドホンアンプなのだ。これをパソコンのUSB端子に直接挿し、ヘッドホンを接続すると、USBケーブルレスの、実にシンプルで省スペースな高音質ヘッドホンリスニング環境が構築できる。

さらに実に小型なので、ノートパソコンと一緒に持ち歩くことも苦にならないし、必要ないときにしまっておくにしても邪魔にならない。だから最初のヘッドホンアンプとしてこれを購入して、その後にもっと本格的で大柄な製品を購入したとしても、その後も使い回しがしやすく利用価値が残る。そういった意味でも買いやすい製品だ。

この分野は、メジャーなところではAudioQuestの「Dragonfly」が先駆けであり、この連載でも紹介させていただいた(【第26回】手の平サイズで実力派! AudioQuestのUSBヘッドホンアンプ「Dragonfly」)。

しかしここに来て、要注目な新製品が一挙にふたつ登場。選択肢が広がったことで、この分野をよりおすすめしやすくなった。というわけで、今回はその3モデルを一挙にチェックしていく。それぞれの特長をお伝えすることで、ご自身にフィットするモデルを選んでいただく一助になれればと思う。

今回紹介する3モデル。左からM2TECH hiFace DAC(実売3万4,800円)、AudioQuest DragonFly(実売2万2,800円)、audio-technica AT-HA30USB(実売1万6,800円円)

では、価格の手頃な方から見ていこう。

まずはテクニカ「AT-HA30USB」から。

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