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音質・画質・使い勝手を徹底チェック

【レビュー】全面刷新した第5世代「iPod touch」の実力をチェック

2012/10/12 編集部:風間雄介
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■大幅に薄型・軽量化し持ちやすいデザイン

デザインについて見ていこう。側面が垂直に切り立っているiPhone 5とは異なり、滑らかなラウンド形状を描いているので、持ったときのフィット感が非常に良い。これは持ち運んで使用する機器として、とても重要なポイントだ。

薄型化・軽量化したことも大きな特徴だ。新モデルの外形寸法は58.6W×123.4H×6.1Dmm、質量は88g。これまでの第4世代モデルが58.9W×111.0H×7.2Dmm、101gだったので、高さは増したものの、幅と奥行きは短縮し、かつ大幅に軽量化されたことになる。

厚さは6.1mm、質量は88g

なお、iPhone 5の外形寸法は56.6W×123.8H×7.6Dmm、質量は112g。iPhone 5と新iPod touchとを比べると、iPod touchの薄さと軽さが際立つ。もちろん、さらに厚く重いiPhone 4Sとでは比べものにならない。新iPod touchは持っていると、ほとんど重さを感じないといったら大げさかもしれないが、4インチの大型画面とこの軽さのギャップはとても大きい。驚異的と形容したくなるほどだ。

iPhone 5(左)との比較。1.5mmの違いは意外に大きい

iPhone 4S(左)とも比べてみた。感覚的には半分程度になった印象

使い勝手の面では、背面に独自ストラップ「iPod touch loop」を装着するためのボタンが用意されたことにも注目したい。ストラップはボディと同色のものが同梱されており、購入した直後から使用できる。

「iPod touch loop」を装着するためのボタン。押すと飛び出てくる仕様だ

ボタンにストラップを引っかけたところ

ボタンは押すと引っ込めたり出したりできるので、ストラップを使わない場合でも出っ張りが気になるということはない。実際に装着してみたが、装着がしっかり行われているか心許ない印象で、実際にストラップ部分を少しズラすと簡単に外れてしまう。同社サイトにはこのストラップがあれば「ロボットダンスだって踊れます」と紹介されているが、個人的にはこのストラップを信用してダンスを踊る気にはなれない。

背面の塗装の美しさにも触れておきたい。マット感と光沢感を感じさせる絶妙な仕上がりで、高級感もしっかり感じさせる。カラーリングもポップなので、ファッションアイテムとしても注目されそうだ。なお、iPhone 5のサイドフレームはキズが付きやすいことが明らかになっているが、iPod touchの塗装が剥げやすいかは今後の報告を待ちたい。

側面から背面にかけてのアルミの質感、塗装の仕上げの良さも特筆したい

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