レコーダーの鉄人、折原一也がレビュー

年末年始番組で“録画力”チェック!シャープのスカパー! HD内蔵レコーダーを試す

折原一也

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2012年01月19日
昨年はレコーダーにとって、10年に1度の当たり年とも言える一年だった。地デジ完全移行を背景に、薄型テレビが売れに売れたのが2010年。次にデジタル化するのはレコーダーということで、売上は前年比の大幅増を記録し続けた。

市場全体の活況を背景に、数多くの新機能が搭載されたのも、昨年から今年にかけての特徴だ。

特に店頭で強く訴求されたのはトリプルチューナーの搭載で、今回取り上げるシャープ“AQUOSブルーレイ”「BD-W2000」のように、スカパー!HDチューナーまで内蔵したハイスペックモデルも登場。専用機ならではの機能で録画テレビと明確な差別化が行われたことで、一時のレコーダー不要論は消し飛んだ。

シャープ“AQUOSブルーレイ”「BD-W2000」

そのシャープ「BD-W2000」が昨年末、我が家にやってきた。年末年始、本機でテレビ番組を録りまくったのだが、その使い勝手、機能を克明にレポートしていこう。



年末年始は多くのユーザーにとって、レコーダーの稼働率が高くなるシーズンだ。紅白歌合戦をはじめとしたスペシャルな番組が多数放送されるうえ、帰省などをする人も多いだろうし、勢い好みの番組を録りため、あとでゆっくり見るということになりがちだ。

そんな過酷な年末年始の録画シーズンを、筆者は某A社の全録レコーダーと某B社のレコーダー、さらに普段使用しているレコーダーと検証機材のレコーダーなど、あわせて合計6台体制で臨もうとしていた。

そこに今回のアクオスのBD-W2000が到着したことで、レコーダーは全7台。この時点で、既に視聴する方も手一杯に近い状態だが、BD-W2000には他機種にはない明確なアドバンテージがあった。スカパー!HDチューナーの内蔵である。

■非常に制約が多かったスカパー! HD録画

スカパー!HDの録画を巡る事情は、契約者以外には今ひとつ分かりにくいはずだ。現在発売されているレコーダーの多くに「スカパー!HD録画対応」といった表記が踊るが、それらのほとんどは、スカパー!HDチューナーを別途用意して、家庭内LANを経由した連動録画が行えることを意味している。

一方、単体でスカパー!HDを録画できるチューナーはというと、録画機能を備えたチューナーは存在するが、HDDは内蔵していても、BDドライブは内蔵していない。BDへのダビングは別途レコーダーが必要となる。

つまり、1台でスカパー! HDを録画でき、気に入った番組をBDに残せるレコーダーは、これまで市場に存在しなかったのだ。こういった状況の中BD-W2000は、トリプルチューナーの一つとしてスカパー!HDチューナーを内蔵し、地デジ/BS/CS放送の録画までも一台でこなせる、スカパー! HDファンとしては理想的な仕様で登場したのだ。

リモコンに「スカパー!HD」ボタン。ユーザーにとって待望のチューナー内蔵レコーダーだ

スカパー!HD用のICカードはB-CASカードとは独立しており、2枚差しが前提だ

BD-W2000のスカパー! HD録画機能を知る

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