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ソニー/パナソニック/シャープ/東芝の4機種で検証

集中連載:PS3のDLNA機能 徹底攻略(2)主要4社の最新BDレコーダーと相性チェック!

公開日 2011/02/24 17:23 海上 忍
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●ソニー「BDZ-AT700」

ソニーの2010年秋モデル「BDZ-AT700」は、同じソニー製ということもあり、PS3との相性はよさそうだという見立てが成り立つ。実際に試したところ、確かに相性問題は発生しなかったが、DLNAサーバー機能を有効化する際にアクセス許可の方法について詳しく質問され、若干手間取った。

テスト結果だが、DRモードとAVCモードのいずれも問題なし。一時停止や1.5倍速再生(音声付き)も正常に動作した。JPEGファイルの表示についても確認した。電源オフ時のアクセス(Wake-On-LAN)も可能で、テストは一通りクリアしたことになる。

(設定手順)
・XMBから[設定]→[通信設定]→[ホームサーバー設定]

ホームサーバー設定。この画面に到達するまでには、アクセス許可について何度も確認される

▼BDZ-AT700のテスト結果
ビデオDRモード
AVCモード(SR)
写真 
Wake On LAN 


●パナソニック「DMR-BZT700」

PanasonicのHDD内蔵ビデオレコーダー「DMR-BZT700」(関連ニュース)は、2011年春モデルの中核機。“DIGA”シリーズでは、2009年モデル以降「お部屋ジャンプリンク」(以前は「ビエラリンク(LAN)」)という名称でDLNAサーバー/クライアント機能をサポートしているが、2011年春モデルではこれを改良。通信速度に応じてビットレートを調整する「レート変換モード機能」が搭載され、Wi-Fiの帯域が十分な場合は録画時のまま、不足する場合はHEモードにトランスコード(HEモード以下で録画した場合は無変換)したうえで転送できるようになった。

DIGAでは、2011年春モデルからDLNAサーバで「レート変換モード」がサポートされた

PS3からのアクセスだが、DR/AVCモードいずれの録画番組もトラブルなく再生できた。Wake-On-LANに対応するうえ、あらかじめクイックスタート機能を有効化していたので、電源オフのときでもPS3のXMBからアクセスした数秒後には再生可能なタイトルが一覧表示された。

なお2011年春モデルではマルチタスクも強化されているが、3番組録画時にお部屋ジャンプリンク機能は動作しなかった。この点は今回テストした他の3機種も同様で、若干残念に感じたところだ。

(設定手順)
・[その他の機能へ]→[初期設定]→[ネットワーク通信設定]→[お部屋ジャンプリンク(DLNA)/スカパー!HD録画設定]

▼DMR-BZT700の再生テスト結果
ビデオDRモード
AVCモード(HZ)
写真 
Wake On LAN 


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