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話題のソフトを“Wooo"で観る【特別編】

アクトビラの映像はBDにどこまで迫ったか? − 大橋伸太郎が“Wooo”で徹底チェック

2009/10/07 大橋伸太郎
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■「アクトビラ ビデオ・フル/ダウンロード」を楽しむにはFTTHはマスト

まず心得ておいてほしいのは、HDストリーミングサービス「アクトビラ ビデオ・フル」やダウンロードサービス「アクトビラ ビデオ・フル/ダウンロード」を使いこなすには、FTTH(光ブロードバンド)の環境が必須であるということ。カタログを見るとADSLの最上位スペックで利用可能、ということになっているが、ストリーミング再生の安定性やダウンロードに要する時間を考えた場合、現実的にはFTTHはマストと考えたい。

すでにブロードバンド環境が整っている場合、テレビだけでなく、パソコンやほかのネットワーク機器などを同時にインターネットに接続するスタイルがほとんどだろう。この場合はルーターを追加する必要がある。使用中のモデムがルーター機能内蔵の場合はそれを使えばいい。モデムに同機能が内蔵されていない場合、新たに用意しないといけないので、市販のルーターを購入するか、回線事業者に申し込んでレンタルで提供されるルーターを送ってもらう。回線事業者からレンタルする場合、たとえばNTT東日本だと月額390円程度である。長期間使用することを考えれば、購入したほうがいいと思う。

私が使っている製品はバッファローの高速有線ブロードバンドルーターで、某量販店で5,980円で購入した。標準仕様は2,980円程度で購入できる。ルーターはモデムの後段に接続し、パソコンやテレビなどとLANで接続する。付属のセットアップ用CD-ROMを使い、パソコンの画面を見ながら設定を進めていく。ポイントはご自宅の環境がADSLかFTTH(光)かを選ぶくらいで、どなたでも非常にカンタンに設定できる。

筆者宅の光ブロードバンドモデム(右)とブロードバンドルーター(左)

CATVを利用中の場合はどうだろうか。CATV各社が新規加入者に配布する最新のSTBはLAN端子を装備していて、インターネットサービスに対応し、それを使ってテレビと接続すれば「アクトビラ」を見ることができる。しかし、戸建て住宅の場合、幹線(基幹通信網)は光ファイバーを使用していても、幹線から住宅への引き込みは同軸ケーブルを使用する場合が多いために接続速度が上がらず、アクトビラへの対応は「アクトビラ ベーシック」や「アクトビラ ビデオ」止まりになる場合が多い。CATV各社も「アクトビラ ビデオ・フルや「アクトビラ ビデオ・フル/ダウンロード」を利用する場合は、CATVのシステムを使わず、ほかの方法でインターネットに接続する方法を薦めている。

次ページ接続完了。いよいよアクトビラの画質をチェックする

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