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RGB印刷方式のパネルを搭載

AKRacingがハイエンドPCモニターを発売。JOLEDの国産4K有機EL搭載/27インチ

2022/06/22 編集部:押野 由宇
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テックウインドは、ゲーミングチェアブランドAKRacing初のハイエンドPCモニター製品として、有機ELパネル採用の27インチモニター「OL2701」を、6月24日より発売する。販売予定価格は298,000円(税込)。

「OL2701」

本モデルは世界で唯一、20〜30サイズの中型有機ELパネルを量産可能な(株)JOLEDと国内独占販売契約を締結して展開されるもので、同社のRGB印刷方式による国産有機ELパネルを採用している点が特徴だ。

解像度は4K(3,840×2,160)で、画素密度は163ppi。ピーク輝度は540cd/m2、コントラストは1,000,000:1。応答速度は0.1msで、リフレッシュレートは60Hzとなる。パネルはノングレアで、178度の広視野角を実現する。HDRについては仕様には含まれていないが、対応環境で実際にHDRが有効化できることを確認できた。

先述の通りRGB印刷方式の有機ELパネルを採用しており、液晶やカラーフィルター方式の有機ELに対して、優れた色の再現性を備えたとアピール。各RGBはネイティブ10bit駆動に対応し、sRGBは130%、DCI-P3は99%をカバーしている。この広色域とあわせて、有機EL素子の特性を生かしたわずかな濃淡や明暗の再現性、暗部の繊細な表現など、映像の持つ情報を余すところなく再現するという。

有機ELパネルはバックライトを使用しないことから、スタンド込みで5.47kg、スタンドなしで3.52kgという軽量さも実現。スタンドはスウィーベル/チルト/高さの調整に対応するほか、VESA100マウントにも対応するため、市販のモニターアームやウォールマウントに取り付けられるなど、設置性も高めた。

「OL2701」の背面部。操作ボタンも備えている

また、同型の一般的な液晶モニターに比べ、ブルーライトが約40%カットされており、目が疲れにくいことも特徴としている。有機ELパネルの劣化に対しては、ピクセル単位で輝度を制御する焼き付き低減機能の搭載によりカバーした。

端子はHDMI 2.0×2、Display Port 1.4×1、USB-C×1、USB-A×2、Audio×1を搭載し、HDMI/Display Port/USB-C(DisplayPort Alt mode)の3種類の映像入力に対応。2W×2の内蔵スピーカーも搭載する。スタンドありでの外形寸法は630W×571H×230Dmmで、高さ調節は120mmの範囲で行える。

なお、本モデルのレビュー記事を後日ファイルウェブで掲載する予定なので、ぜひそちらも参照してもらいたい。

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